« 動態保存されているリミニ - サンマリノ鉄道 | トップページ | ルネサンス文化が花開いたラファエロの故郷ウルビーノ »

2026-05-31

フェリーニ監督の故郷に寄り道

サンマリノからの帰り、バスから鉄道への乗り換えとなるリミニ(リーミニ)でひと休み。
リミニといえば、映画監督フェデリコ・フェリーニ(原音に近いのはフェデリーコ・フェッリーニ)の出身地にして、名作『アマルコルド』の舞台となった町だ。

もっとも、一般的にはアドリア海沿いの保養地としてのほうが有名。
15年ほど前にやはり乗り換えで1時間ほど徘徊したことがあったが、そのときは乗り換え時間を利用した1時間ほどの駆け足で町をめぐった。
今回も乗り換えのついでだが、もう少し長居をすることができた。

マラスティアーノ教会

駅から中心部に行く途中、いかにもファサードが未完成という感じのマラスティアーノ教会 Tempio Malatestianoの前を通りかかる。
日本語にすれば教会だが、イタリア語ではChiesa(キエーザ)でもBasilica(バジリカ)でもなくTempio(テンピオ)、つまり神殿であるのが珍しい。
異教的(カトリックにとって)な要素が多いため、あえてそう呼ばれているのだとか。
設計は、ルネサンスの万能人レオン・バッティスタ・アルベルティら。私が中学生のときに教科書のほんの3、4行の記述を読んで憧れた人だった。

トレ・マルティリ広場

駅から10分ほど歩くと中心部に至る。旧市街の中心部にあるトレ・マルティリ(3人の殉教者)広場。
この周辺は15年前と同じく、いやそれ以上に人でごったがえしていた。
外国人観光客はほとんどが欧米人で、アジア系は目にしなかった。

アウグストゥスの凱旋門

旧市街の東側にあるアウグストゥスの凱旋門。古代ローマの凱旋門のなかでも現存する最も古いものという話。

ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の像

トレ・マルティリ広場の東端に立つユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の像。
そう、この町の近くにはルビコン(ルビコーネ)川が流れているのだ。もっとも、かなり小さな川なので、本当にそこをカエサルが渡ったのかも不明だという。

結婚式

教会では結婚式があった模様。ピチッとしたカッコいいスーツに身を包みつつ、なぜか真っ白のスニーカーをはいた新郎みずから、いろいろと仕切っていた。

フルゴール映画館

フェリーニの残影を探していると、中心部にシブい映画館があった。フルゴール映画館 Cinema Fulgorといって、フェリーニが子ども時代に足しげく通ったらしい。
裏の建物にはフェリーニ博物館があるというが、夕方5時までの営業なので入ることはできなかった。

ティベリオ・アウグスト橋

町随一の観光ポイント、旧市街の西側にあるティベリオ・アウグスト橋。
アウグストゥス帝の時代に着工し、ティベリウス帝の西暦21年に完成。いまもその姿を残している貴重な橋である。

ティベリオ・アウグスト橋あたり

ティベリオ・アウグスト橋を歩いて散歩する人びと。
テラスで食前酒スプリッツを飲みながら、ぼんやりと眺めていた

書店の日本マンガコーナー

町の中心部の本屋で見た日本マンガコーナー。これは一部に過ぎず、この5倍くらいの棚があった。

駅で見たもの

駅で見つけたフェリーニ監督の残り香。あの有名な映画「道」ですね。

« 動態保存されているリミニ - サンマリノ鉄道 | トップページ | ルネサンス文化が花開いたラファエロの故郷ウルビーノ »

イタリアの旅 北から南まで」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 動態保存されているリミニ - サンマリノ鉄道 | トップページ | ルネサンス文化が花開いたラファエロの故郷ウルビーノ »

著書

  • ローカル鉄道と路線バスでめぐる
    果てしなきイタリア旅 (草思社)
  • 辞書には載っていない⁉ 日本語[ペンネーム](青春出版社)
  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)