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2025-07-28

米子のベッドタウン日吉津村に残る農村集落・富吉

[鳥取県西伯郡日吉津村富吉]

妻は、たまたまとれた前日の夜行「サンライズ出雲」で帰京。私は米子駅前に泊まり、翌日からは本格的な町歩き。鳥取の地味な町を一人でめぐった。
米子駅前から買い物のおばちゃんたちと一緒にイオンモール行きバスに乗って向かったのは、鳥取県内唯一の村である日吉津村(ひえづそん)の富吉集落である。

日吉津村富吉a

日吉津村は面積がわずか約4.2平方キロで、三方を米子市に囲まれていながら(もう一方は海)孤高を保っているのは、村内にある大きな王子製紙の工場からの固定資産税があるからだろう。イオンモールは巨大で何でも揃い、福祉も充実していると聞く。

日吉津村富吉

富吉は、もともと農村集落として発展したらしく、漆喰と板壁、赤い石州瓦を使った民家が集中していて見事。
現代的なイオンモールから徒歩5分のところに、こんな板壁ワンダーランドがあるのだ。
赤い瓦は石州瓦だろうか。島根県や山口県に多いけれど、ここ鳥取県でもよく見た。

日吉津村富吉

このお宅は窓をアルミサッシにして、おそらく白壁も直しているけれど、違和感なくセンスよく改修されている。

日吉津村富吉

蔵も板壁と石州瓦で装飾もおしゃれ。

日吉津村富吉

右端は道祖神だろうか。「塞の神 」(さえのかみ)というくらいで、悪霊や疫病が入ってこないよう、村の入口に置かれているものだ。村の中心にあるということは、もとあった場所から区画整理などの理由で村の真ん中に移設したのかもしれない。

日吉津村富吉

土蔵が中央にデンと据えてあるお宅。

日吉津村富吉

近年は米子のベッドタウンとして人口も増えているというから、田んぼや畑はあるものの「村」というイメージからはほど遠い。
鳥取県の市町村で人口が増えているのは、ここだけだとも聞いた。

伯耆大山駅行きの一畑バス

イオンモールからやってきた一畑バスの伯耆大山(ほうきだいせん)駅行きに乗車。

伯耆大山駅

山陰本線の伯耆大山駅に到着。米子から東へ2つ目の駅である。信号の色みたいな3台の車が停まっていた。この駅から次の目的地に向かう。

ところで、サンライズ出雲で東京へ変えるはずだった妻だが、なんと車両故障で東海道本線の近江長岡でストップ。名古屋まで東海道本線に乗り、新幹線に乗り換えて帰ったそうな。

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