ビザンティンの残り香 丘上の町ロッサーノ・カラブロ
2023年秋のイタリア3週間の旅の続き。旅も終盤にさしかかり、かかとのプーリア州から列車を2回乗り換え、土踏まずに沿って西へ進んでつま先にあたるカラブリア州へ移動。昔から行ってみたいと思っていた丘上の古い町ロッサーノ・カラブロに2泊した。

日本ではほとんど情報がないだけでなく、丘下にある駅からのバスの時刻もバス停の位置もよくわからないまま、久しぶりの手さぐりの旅にドキドキわくわくしていた。
バスは30分おきに運行されていることがわかったものの、荷物が多いので行きは駅前に貼ってある電話番号を見てタクシーを呼ぶことにした。

宿は町の中心にある大聖堂(ドゥオーモ)前の狭い広場に面した居心地のよい旅行者用アパート。
当日は結婚式があるらしく着いた直後に、窓から一部始終を見ることができた。

翌日に大聖堂の内部を見学したのだが、「鄙には稀な」といっては失礼なほどの素晴らしい内陣であり、この町の歴史を感じさせる。

ロッサーノは今では単なる田舎町に見えるけれど、その歴史は紀元前11世紀までさかのぼり、ギリシャ人、ローマ人などの支配を受けたのち、ビザンツ帝国(東ローマ帝国)のもとで大いに栄えたのだという。

隅々までじっくり観光すればさまざまな文化遺産、歴史遺産に触れることができただろうが、例によって町をぶらぶらすることと夜のレストランで地元の人と交流を深めることに終始してしまったのであった。
町外れには、ビザンティン時代の古く小さな教会があった。

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