安田町の酒蔵と町並み
馬路村からの帰りのバスを安田町で途中下車。行きの車窓から、沿道に風格ある町並みが見えていたからだ。
安田町の海岸沿いまでくれば、室戸からのバス便もあるし、山側には土佐くろしお鉄道の駅もある。
この右側の道の突き当たりが堤防になっていて、その向こうは海。海沿いの町というわけである。
バスの車内からこの風景を見て驚いた。たまたま1980年にここにやってきて、撮った写真と同じ風景だったからだ。撮影場所もほとんど覚えていなかったが、ひと目でわかった。当時は土佐くろしお鉄道の開通前。森林鉄道の跡を探りにバスでやってきたが、結局何の発見もなく帰るしかなかった。当時は、森林鉄道の情報などまったくなかった時代だったのだ。
この通りには、立派な家が何軒も建ち並んでいた。これは、南酒造の醸造場。
さきほどの建物もそうだが、白壁、水切り瓦、出し桁、板壁が組み合わさって、味わい深い。
工場の正面にある南酒造の店舗。中に入ると、素敵なお姉様がいろいろと丁寧に教えてくれたのだった。
四合瓶2本をはじめ、いろいろ買い込んだ私たちである。これから旅は長いというのに、先が思いやられる。
ここまでは、土佐くろしお鉄道の列車と高知南部交通のバスにお世話になった。それぞれ昼間でも1時間に1本くらいは運行されているので、そこそこ便利に使えるのがうれしい。これは田野駅。
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