日中線記念館と昔の熱塩駅
かつて喜多方から熱塩までの10キロあまりを走っていたローカル線が日中線である。
終点の近くには熱塩温泉があり、その奥には日中温泉がある。
すぐ近くにありながら、泉質はまったく違うのだそうだ。
日中温泉の湯元はダムの建設によって消えてしまったが、ダムの堰堤のすぐそばに新しい湯元を見つけて、秘湯の宿「ゆもとや」が営業を再開している。

終点の熱塩駅の駅舎は、廃止直前には荒れ果てていたそうだが、その後きれいに整備されて、日中線記念館として保存されているのがうれしい。

駅務室には、さまざまな資料が保存されていて、管理人の男性にいえば無料で見学できる。
この駅の中にいると、陳腐な表現ではあるが、今にも列車がホームに入ってきそうな感じがする。
というわけで、以下の2枚は、本当に列車が入ってきたころの熱塩駅と日中線の写真である。
撮影は1974年4月。蒸気機関車C11にひかれた旧型客車列車が、1日3往復しか走っていなかった。

その後、機関車がディーゼル化されたとはいえ、1984年4月に廃止になるまで走っていたのは奇跡といえるかもしれない。

熱塩駅にはそれ以来の訪問である。
だから、拙著「国鉄風景の30年 」には収録されていないのだ。
まだ高校生だったころの訪問を思い出しながら、駅の周りをぶらぶらしていると、ふきのとうを見つけた。
よく考えたら、ふきのとうが生えているのを見たのは初めて--少なくとも意識して見たのは、恥ずかしながら半世紀以上も生きてきて、これが最初であった。
居酒屋ではよく見かけるのに……。
朝までは雪が降っていたが、会津にも春がやってきたんだろう。
« 喜多方:蔵づくりの商家 | トップページ | 喜多方から会津若松へ »
「ニッポンぶらぶら歩き(東京、沖縄以外)」カテゴリの記事
- 交通の要衝・新見でなまこ壁と商店街を味わう(2025.08.07)
- たたら製鉄でも栄えた出雲街道の宿場町・根雨(2025.08.05)
- 山間の小さな城下町・江尾(2025.08.04)
- 町の北部に昔の町並みが残る商都・米子(2025.08.03)
- 豪壮な屋敷が並ぶ農村集落・所子(2025.08.02)
「鉄道、乗り物」カテゴリの記事
- ナポリ・ピエトラルサ鉄道博物館(2)(2026.01.05)
- ナポリ・ピエトラルサ鉄道博物館(1)(2026.01.04)
- 交通の要衝・新見でなまこ壁と商店街を味わう(2025.08.07)
- たたら製鉄でも栄えた出雲街道の宿場町・根雨(2025.08.05)
- 山間の小さな城下町・江尾(2025.08.04)











実は日中温泉にも入ってきました。
くみ上げたときには無色透明なんだそうですが、空気に触れたとたんに酸化して黄色がかった色になるんだとか。
飲んでみたら、鉄っぽい味がしました。
ふきのとうは、たくさん出ていてました。
それが、喜多方の市街地では1袋100円。東京では500円。
投稿: 駄菓子 | 2010-04-03 12:46
やはり、コレでしたか。
なぜ「日中」なのか不可解でしたが、謎が解けました。
そういえば、「ふきのとう」って、最初に「発見」したときのことをなぜか覚えています。
30年以上前のことですが、塩原温泉にあった釣り堀の端っこでした。
投稿: ike | 2010-04-03 00:32