猫が迎える自性院・猫地蔵
前回、象が狛犬(狛象?)を務める寺を紹介したが、そこで猫地蔵のことに触れた以上、やはり行ってこなくてはならない……ということで、急遽目白からバスに乗って落合南長崎駅前で下車。自性院(じしょういん)に向かった。
自性院の新青梅街道に面した側に、狛犬ならぬ招き猫が鎮座している。狛犬とは違って、1体しかない。
ここは、猫地蔵が安置されている寺として知られている。ただ、猫地蔵は秘仏らしく、節分の日しか見られないという。
寺の縁起によれば、太田道灌が自らの戦いを勝利へと導いた黒猫に感謝して、その猫を飼い、死後にそれを葬ったとされているが、どこまで本当だかわからない。
その後、江戸時代に神楽坂の商人が猫面地蔵を奉納したのが、現在の猫地蔵なんだそうだ。

ここに来たのは約30年ぶり。家からそう遠くはないのだが、このあたりに来る用事がないので、久しぶりの訪問となった。
前回にくらべて、招き猫に色が塗り直されていた。ちょっと厚化粧の感がぬぐえない。とくにヒゲと目が黒々としているので、人相、いや猫相が変わってしまっている。
おまけ:これが、1980年当時の招き猫の写真。
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ikeさんの目からすると、オスですか……。
確かにヒゲが生えているし……って、それは違うか。
でも、そういわれてみると、メス猫にありがちな色気がないような気がします。
投稿: 駄菓子 | 2009-04-06 10:38
minaさん、お約束を果たす(というほど大げさではないけど)ことができました。
改めて見るに、ちょっと色が派手すぎますね。1980年当時は、もう少しわびさび感がありました。
タイのその町は行ったことがありません。尻尾の曲がった猫が優性遺伝をしているんでしょうか。
そういえば、日本のネコも尻尾が「ぶちっ」という感じで短く切れているのが多いですね。
投稿: 駄菓子 | 2009-04-06 10:37
う~ん、これは・・・
オス猫っぽい・・・ような気がして・・・
う~む・・・
投稿: ike | 2009-04-06 01:21
わおーーーありがとうございます!!
日本にも色々と面白い所があるのですね。
一度行ってみたいです。
昔、東マレーシアのクチンという街へ行きました。
クチンとはマレー語で猫という意味で、
この街には町中猫のモニュメントです。
そして、尻尾の曲った猫だらけです。
この猫地蔵、クチンを思い出しましたよ。
投稿: mina | 2009-04-05 15:25
ネコ好き人間にとって、巡礼の地の一つでしょうね。
投稿: 駄菓子 | 2009-04-03 20:54
ネコ好きにはたまりませんね。( ̄ー ̄)ニヤリ
投稿: づかどん | 2009-04-03 19:28