大阪 久しぶりに南海汐見橋線に乗車
怒濤の締め切り地獄の2カ月を経て、ようやくブログを書く多少の余裕ができました。
今回は、5月末に大阪・関西万博のついでにめぐったブラタカシこと、ぶらぶら散歩から。
万博会場での約束の時間まで多少の余裕があったので、久しぶりに乗ってみようと思ったのが南海汐見橋線。前回の訪問から9年ぶりとなった。
通称汐見橋線は、実は南海高野線のかつてのターミナル駅で、地下鉄(大阪メトロ)千日前線と阪神なんば線の桜川駅に隣接している。
現在は大阪側のターミナルは難波に移行し、汐見橋~岸里玉出はローカル線化。運転間隔30分おきという閑散路線となってしまった。
それでも、改札口上の地図が新調され、車両も新しくなっていた。2両編成に10人弱の乗客を乗せて発車。
「都会の秘境駅」木津川駅で下車。降りたのは私一人だった。
1日の利用客は、乗る人と降りる人を合わせて160人ほどという。
もっとも、この写真を見ると、ごく普通の駅に見える。
かつては貨物輸送があったらしく、構内は広い。
不可思議なのは、出口はなぜか住宅地と反対のほうにしかないことだ。近隣の工場に勤める人のために設置されたからだろう。
前回訪れたときには赤錆びていた駅名標は取り外され(上の写真の出入口上に跡が残っている)、壁の汚れも落とされていた。
殺風景な駅前。以前は、駅前に自家用車やトラックが停められていたけれど、締め出されたようだ。
こちらの出口を出ると工場と倉庫ばかり。
木津川に向って歩を進める。
木津川の下流に向って10分ほど歩くと、渡し船がある。大阪市内に8カ所残っている渡し船の1つ「落合上渡船」だ。
手前の西成区津守から対岸の大正区平尾までは100mほどで無料。
川はお世辞にも水質がよいとはいえない。なんともいえない臭気が漂い、黒っぽい水面をよく見ると無数のクラゲが浮かんでいた。
日中は15分おきに運航されており、私以外はみな自転車利用の地元の人たちだった。
対岸に渡って15分ほど歩くと、もう一つの「落合下渡船」があるので、それに乗って汐見橋線のある西成区にリターン。
汐見橋線の西天下茶屋駅まで15分ほど歩いた。
閑散路線にはもったいないような優雅な駅舎である。以前訪れたときは、線路に雑草が生い茂っていたが、今回はきれいになっていた。
最近のコメント