牡鹿半島の沖に浮かぶ網地島(あじしま)への旅(下)
翌日は、宿に荷物を預かってもらい、網地から長渡(ふたわたし)の集落へ。小さな島とはいえ、歩いて行くには距離がありすぎるので、島内を走るコミュニティバスを利用した。
バスは、道路運送法78条に基づく白ナンバーのコミュニティバス。
船の発着に合わせて1日5便が運行されている。運賃は200円。観光にも便利に使える。長渡からの帰りは観光客(釣り人が大半)で満員になったほど。
終点の長渡車庫に到着。旧タクシー会社の車庫で、しばらくバスも運転手も休憩だ。
長渡と書いて「ふたわたし」と読むのは、もちろん当て字。水辺に広く長く沿った平らな土地を「ひたわたり」と読んでいたのが由来という。
それが「ひたわたし」「ふたわたし」と変化したとのこと。長渡という漢字に、その読みを当てたわけだ。
バスの車庫から、島の南端にある岬までぶらぶらと散歩。
江戸時代、この近くの入り江にベーリング船長とデンマーク人乗組員が乗ったロシア船がやってきた記録が残っている。
ロシア船と交流したのは、それが日本で初めてなのだと記されていた。
島の南端にあるドワメキ崎の灯台。ユニークな形の灯台だ。
「ドワメキ」は、たぶん激しい波の音を示す「どうどうめく」に由来しているのだろう。
ドワメキ崎から集落に戻る途中にあった大金神社。
丘上から集落への道。険しい山はないけれど、そこそこの丘はある。
味わい深い高橋商店。
長渡集落の中心近くにある野の仏。集落の規模は、フェリーが発着する網地よりも長渡のほうが大きい。歴史も古いようだ。
昔の蔵を改装して、島唯一の素敵な飲食店が営業中。愛想のいいお姉様が店主を務めていた。
網地島を十分に堪能して夕方の船で石巻へ。これは網地港での「見送りの舞」。翌日夕方から強風波浪のために船は欠航。翌々日は全便欠航となった。


































































































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