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2025年1月の6件の記事

2025-01-29

『ローカル鉄道と路線バスでめぐる 果てしなきイタリア旅』刊行!

初めてイタリアを訪れたのが1981年のこと。それ以来40年間のイタリア旅から厳選した紀行本を書きました。
『ローカル鉄道と路線バスでめぐる 果てしなきイタリア旅』(草思社)
2月3日発売です。

250129

ローマもミラノもフィレンツェもヴェネツィアもナポリも出てこない不便で楽しい公共交通期間利用の旅。
シチリア島南岸、つま先のカラブリア州東岸、ドイツ語圏の南チロル、フランス語圏のアオスタ、アブルッツォ・モリーゼ州の内陸縦断、サルデーニャ島内陸など、ほかではなかなか紹介されない8つのルートを列車とバスを乗り継ぎ、田舎町を訪ねていきます。
メインは2004年から2023年の旅で、ときどき20世紀の旅も回想として出てきます。

旅先で遭遇した爆笑と驚愕のエピソード、ささやかな思い出、そして乗り物や知られざる歴史のウンチクが満載。ドキドキわくわくしながら一緒に旅行した気分になることでしょう。
なぜイタリア旅が「果てしない」のかは、本書をご覧ください。
イタリア好きなら知らない人はいない法政大学の陣内名誉教授推薦!

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よろしくお願いします!

2025-01-28

古都・台南の路地歩き

1月2日から6日にかけて訪れた今回の旅では、台南に4泊、台北に1泊。
前回は(といっても30年前)3時間ほどしか滞在しなかった台南だけど、今回はじっくり台南ブラタカシができた。

バイクが走る路地

裏通りもバイクが走り抜けるので気が抜けない。
おばあさんが店番をする右の店は、高級木炭の販売店。

レンガが美しい路地

古都台南には、あちこちに裏通りや路地が走り、あてもなくぶらぶらするのが魅力。
煉瓦塀が残されているこんな路地も残っている。
でも、帰国2週間後に起きた大きな地震(最大震度6弱、台南は5強相当)では大丈夫だっただろうか。

路地の奥の店

写真では明るく写っているけれど、おどろおどろしい暗~い路地を通っていった先にあった店。

茶を売る店

これは表通りにあった店。菊の花、ヒマワリの種、紅茶などを売っている。

甘味処

昔撮った写真では道具屋だった店が、甘味処になっていた。

孔子廟

台湾で最も古い孔子廟では、結婚アルバムの写真の影中。
台湾の結婚アルバムは派手なことで有名。

夜の表通り

毎日2万歩以上も歩いて宿に帰る

2025-01-19

日本統治時代の建物が残る虎尾の町並み

サトウキビ列車が目的で訪れた虎尾だったが、なかなか味わいのある町だった。
日本統治時代に大きな砂糖工場ができて町が大きくなったからか、当時からの立派な建物が中心部のあちこちに残っている。

虎尾の旧市街

町には新市街らしきおしゃれな通りもあったが、やはり魅力的なのはこうした昔からの町並み。

虎尾の旧市街

昔からの中心部には、いかにも台湾の田舎町の風景が広がっていた。

ニラ饅頭の露店

行列ができていた露店のニラ団子。夫婦かきょうだいかわからないが、若い男女がやっている店。
好奇心から並んでみて食べると、さすがにウマかった!

虎尾の旧市街

突き当たりに見えるのは日本時代の警察署。
現在は雲林布袋戯館になっていた。演劇の博物館。

日本統治時代の建物

この日本統治時代からの建物には、1階にスターバックスが!
かなり賑わっていた。

日本統治時代の建物

これも日本時代からの建物とか。場外市場のような感じで、いろいろな店が入っている。

市場付近

オートバイが行き交う市場前の交差点。

バスの切符売場

現役のバス切符売場

路線バス

台湾名物、政治家の広告。
男性は昨年総統選挙に立候補した鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者。
女性は副総統候補者。なんで今でも広告出している?

2025-01-12

台湾 虎尾糖廠のサトウキビ運搬軌道(下)

町外れから30分ほど歩いて虎尾の市街地へ。広い道と交差する場所には踏切番が常駐している。

市街地の踏切

赤い幟は、「サトウキビ収穫シーズンになって、列車が走ります」というようなことが書いてある。

町なかの軌道

家の軒先を列車が走っていくのもまたよし。

構外へ出る列車

いつやってくるか油断ができないので、踏切の鐘の音に耳を澄ましている必要がある。

暖かい焼仙草(手前)

さんざん歩いたので踏切横の甘味処でエネルギー補給。店員から「列車の撮影で来たのですか?」とスマホを通じて質問された。
そう、台湾人だけでなく、日本人のマニアがちょくちょくやってくるのだ。

目抜き通りをゆく列車

町なかの踏切をゆくサトウキビ列車もまた味わい深し。
踏切番の人は大まかな通過時刻しかわかっていないらしく、直前になるとトランシーバーで連絡が入るようだ。

旧・虎尾駅

町の南側には旅客営業時代の虎尾駅が修復保存されていて、土産物屋になっていた。
ここでつくられているお菓子が美味! 当時の時刻表や路線図も貼り出されていた。

目抜き通りをゆく列車

そろそろ帰ろうと思っていたところで、踏切の鐘の音がしてきたので、またもやダッシュで踏切へ。
さきほどとは反対側から撮影できた。サトウキビ満載の貨車が通りすぎていく。

2025-01-10

台湾 虎尾糖廠のサトウキビ運搬軌道(上)

正月は23年ぶりの台湾へ。
そのメインイベントは、中南部雲林県の虎尾に残る台湾の現役最後のサトウキビ運搬軌道。

サトウキビ運搬軌道

高鐵雲林駅から徒歩40分。あらかじめ地図で目星をつけておいた町外れの撮影好適地へ。
いつやってくるかは運任せだったけど、10分ほどするとサトウキビ満載の列車がやってきた。

サトウキビ運搬軌道

バックの高架橋は高鐵(高速鉄道)のもの。うまく通過してくれるのを、ちょっぴり期待したけれど。

味わい深い軌道

こんな軌道が残っているんだから、たまらない!

味わい深い軌道

道路が舗装されていないときに来たかった(笑)

工場から現場に向かう列車

町外れの踏切まで歩いて行くと、踏切番のおじさんが「もうすぐ来るよ!」と教えてくれる。
そこで、開けた場所までダッシュ。工場から空の貨車をつないだ列車がやってきた。

廃線跡

廃線跡もまた味わい深し。

2025-01-09

2025年 明けましておめでとうございます

遅ればせながら、新年おめでとうございます。
3年前から年賀状をやめたにもかかわらず、この年末年始も大忙しの日々でした。

今年も、ちょぼちょぼと更新をしていくつもりですので、よろしくお願いいたします。

謹賀新年

撮影場所は東京台東区谷中の三浦坂です。

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著書

  • ローカル鉄道と路線バスでめぐる
    果てしなきイタリア旅 (草思社)
  • 辞書には載っていない⁉ 日本語[ペンネーム](青春出版社)
  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
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