「道楽者の部屋」別館

ロッサーノ・カラブロには2泊。大きすぎず、小さすぎず、ほどほどの規模の町に泊まるのは楽しい。観光客はほとんど見なかったけれどゼロではないようだし、顔なじみになる人も出てくる。

まずは、夕暮れの町をぶらぶら。人口は丘下の駅周辺を合わせると3万5000人あまりということで、かなりの規模である。

ここが町の中心の広場！ 飾りつけは、町の守護聖人である聖ニーロのお祭りだからだそう。

坂だらけの町をぶらぶら。町外れまでくると、いかにも南部の丘上の町という風情である。

夕食に入ったレストラン"La Villa"ではテラス席に通された。隣席には90歳のマンマの誕生日を祝うファミリー。
一緒にお祝いの言葉を述べたら、スパークリングワインの乾杯の相伴に預かり、ケーキのおすそ分けも！
イタリア語をやっていてよかったと感じる瞬間である。

店のご主人とマダムは、とっても上品で親切。

ピッツァ職人も笑顔が素敵。

2日目の夜は、町の端にあるビザンティンの名前を冠したレストランへ。
静まり返った道を歩いた先に、こんな賑わいがあった！
ここでも周囲のおじさんや店の人と大盛り上がり！ イタリア語をやっていてよかったと感じる瞬間である（しつこい）

この直後、店内のテレビで放映されていたUEFAチャンピオンズリーグで、ラツィオのゴールキーパー(！)による起死回生のヘディング同点ゴールという世にも稀なシーンを生で見ることになる。

そして、夜のロッサーノ・カラブロ駅。

これは、2日目に隣のコリリアーノ・カラブロに行った帰りに乗った列車。
ディーゼルカーALn663は、まだまだ地方のローカル線で見ることができる。