光に満ちた海辺の町ポリニャーノ・ア・マーレ
バーリ中央駅からイタリア鉄道で向かったのは、バーリから南東へ30kmあまりにあるポリニャーノ・ア・マーレ(Polignano a Mare)。
海岸に面した保養地で、1950年代末に「ボラーレ」 を全世界にヒットさせたドメニコ・モドゥーニョの生まれた町でもある。
ポリニャーノ・ア・マーレの中心部へは駅から徒歩で15分ほど。海に突き出した旧市街にある旅行者用アパートに宿をとった。
その宿からすぐのところに、絶景のビューポイントがあった。
ポリニャーノ・ア・マーレといえば、この風景である。緑色の海と2つの岬にはさまれた狭い砂浜。
9月半ばとはいえ昼間は33度に達する暑さのなか、日中は海水浴客であふれていた。
その一方の岬の突端近くに立つドメニコ・モドゥーニョの銅像。彼が作曲して歌った「ヴォラーレ」は、1958年のサンレモ音楽祭の優勝曲となり全世界で大ヒット。アメリカの第1回グラミー賞も受賞した。ヴォラーレ以外にも、「チャオ・チャオ・バンビーナ」「Dio come ti amo(愛は限りなく)」など、数多くのヒット曲があり、のちにはイタリアの国会議員も務めた地元の英雄である。
海沿いに立つ銅像の前では、観光客が銅像と同じ格好で記念写真を撮影。ここにくると、誰もが笑顔になるのがいい。
われわれも撮ってもらった。ちなみに、原題の「Nel ble dipinto di blu」は、「青(い空)の中で青く染まって」というような意味なので、この日の天気はぴったり。
ドメニコ・モドゥーニョの銅像がある岬の先にまわって、反対側の岬をまたパチリ。いくら撮ってもきりがない。
宿は、この写真の中央やや左あたりにあり、屋上からは海が見えた。
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プーリア名物のパニーノは「プッチャ(Puccia)」。複数形はプッチェで、ここのようにプッチャを売る店が「プッチェリーア」。ピッツァのような生地のパンで、店によっていろいろなものが練り込まれているという。
看板横に飾られているのはタコ! 南イタリアやギリシャでは、日本と同じくタコを食べるのだ。
もちろん、タコのプッチャもあった。
狭い旧市街はどこも観光客で大混雑。海が見える路地は人気が高い。
夕食前の散歩。海水浴客がいなくなった砂浜に降りてみた。
夕食を食べたあと、宿のそばからまたパチリ。本当にいくら撮ってもきりがない。
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