夕暮れのサロルノ城を遠望する
カルダーロからそのままボルツァーノに戻ってもいいのだが、せっかくなので立ち寄ったのがサロルノという町。
カルダーロの南に位置して、ボルツァーノとヴェローナを結ぶ鉄道路線の駅がある。
カルダーロから30分おきくらいに出ているバスでサロルノ駅下車。大半の客は、この直前の町なかで降りていった。
ここは、南チロル(アルトアディジェ)とトレンティーノの境近く。つまり、ドイツ語圏の最南端だ。駅の正面には例によって2カ国語で、Stazione/Bahnhofと書かれている。
駅から目的地までは歩いても行けるのだが、せっかくバスが来たので乗車。
ちなみに、南チロル地域の公共交通機関は、路線バス、イタリア鉄道のローカル列車の大半、ケーブルカー、ロープウェイを含めて、すべて南チロルモビル(アルトアディジェ・モビリタ)という公共企業体に統合されており、路線バスはこの鮮やかな蛍光色をしている。
そして、その交通機関はすべて「南チロルモバイルカード」で自由に乗り降りすることができるのだ。2日、3日、7日用があって、それぞれ20、30、45ユーロだった。
駅の近くから見た目的地。画面中央に見えるだろうか。それは、中世に建てられた崖上のサロルノ城だ。なんでこんなところにわざわざつくったのだろうかと、感心してしまう。
絶壁の上にある城だが、実はたどり着く道があるという。崖の裏側を登っていくらしく、ネットでも写真を見ることができる。
だが、営業時間が17時までということで断念した。
実は、この城にはクラフトビールとあぶり肉が名物の小さなレストランがある。町を見下ろす絶景を楽しみながら、ワイルドな雰囲気で食べられるというので、ぜひとも次回はチャレンジしたい。
こうして、1時間弱のサロルノ滞在は終わり。ヴェローナ発ボルツァーノ行きの普通列車がやってきた。
これも、南チロルモバイルカードで乗車できる。そして、ボルツァーノの最後の夜も、また例の地ビール屋に足を運び、マルコとの会話を楽しむのだった。
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