広々とした広場が見事なフォルリ
やってきたフォルリ(フォルリー)の町は、エミリア-ロマーニャ州東部のロマーニャ地方にあり、フォルリ-チェゼーナ県の県都である。
中世にはローマ教皇派と神聖ローマ皇帝派の争いにおいて重要な地位を占めていたというが、今ではのんびりした地方都市である。
観光資源には乏しいけれども、中心部にあるアウレリオ・サッフィ広場は本当にだだっ広い。
広場だから広いのは当たり前だが、それにしてもここは広い。もっとも、観光ポイントはそれが唯一といってもいいほど地味でのどかな町であり、3日間の滞在でわれわれ以外には観光客をほとんど見なかった。
広場の周囲は立派なポルティコ(アーケード)の商店街が並ぶ。
ボローニャやピアチェンツァなど、エミリア-ロマーニャ州の町ではよく見る光景だ。
イタリア各地にある本屋「La Feltrinelli」。フェデリーコ・フェッリーニに関する本が出版されたのか、店頭に写真がデカデカと飾られていた。
映画監督フェッリーニの出身地は、ここから遠くない同じエミリア-ロマーニャ州のリミニ(リーミニ)である。
夜のアウレリオ・サッフィ広場もなかなか美しい。初日の夜(土曜日)は、クラシックやロック、ポップスの野外演奏会が開かれて大盛り上がりだった。
晩メシは、宿のオーナーお勧めの店を訪問。ネットで調べると焼いた肉が有名らしい。
調理場の目の前に陣取って見ていると、モヒカンのにいちゃんが、なにやら大きな声で独り言をいいながら肉をひたすら焼いている。
よく聞いていると、何番のテーブルに○○と店の人に指示を出しているのであった。
私が注文した豚グリルの盛り合わせ。これは絶品だった!
写真の上のほう見えるのは、前菜の野菜のグリル。
客が一段落して、お兄さんをパチリ。こわもてでモヒカンだから仕事中は近づきにくく見えたが、仕事から解放されると笑顔がかわいい。
ちなみに、肉専門店だったけれど、デザートも抜群のウマさ。
「Osteria Del Ferrovecchio」(オステリーア・デル・フェッロヴェッキオ」という店である。直訳すると、「古鉄のメシ屋」といった感じか。
朝食は広場に面したバールでブリオッシュ(コルネット)とカプチーノ。
このフォルリに3泊して、周辺の町をめぐった。
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