予讃線(海線)に乗って伊予長浜へ
2022年5月の四国旅行を長々と書いてきた紀行も大詰め。最終日の午後は松山からどこに出かけようかと考えて、決めたのが予讃線の旧線(海線)だ。海線といえば、下灘駅が「海に一番近い駅」として一躍有名になったため、連休の最中は人でごったがえしていると考えて(事実そうだった)、その先の伊予長浜(大洲市長浜)へ向かった。
そこそこ古い町並みがあるようなので、夕日を眺めがてらのんびりしようという目算であった。
1両のディーゼルカーに乗って伊予長浜駅に到着。
そのまま町歩きに出ようとしていたら、地元の人らしきおじさんが、「もうすぐ『伊予灘ものがたり』がくるよ」と教えてくれた。松山と八幡浜を海線経由で結んでいる観光列車である。カメラを出して車両を写していたのだから、親切にも教えてくれたのだ。丁重に礼をいい、順光で「伊予灘ものがたり」を撮った。
古い町並みは、駅から5分ほど歩いたところにある。さっそく味わい深い商家を発見した。残念ながら閉まっているが、四つ角にあわせてコーナーを削る形になっている。
さらに進むと、スーパーの正面に食堂も発見。この日は閉まっていたが、普段は営業しているようだ。最近はこうした町の食堂がめっきり少なくなってしまった。
町外れに流れるのが肱川。冬の朝、上流から川面を伝って流れてくる「肱川あらし」が有名だ。
川をわたる開閉橋の長浜大橋は、なんと塗装中だった。まあ肝心の中央部が見えたからいいか。そして、橋を渡って対岸へ。
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