八幡浜の中心部をぶらぶら
予土線に乗って宇和島を経由してやってきたのは八幡浜である。宿泊地の松山に向かう途中で下車することにした。
予讃線の八幡浜駅は、クラシックな外観の駅舎だった。おそらく、国鉄時代に建てられたのだろう。外観は改修されているのだろうが、昔ながらの好ましい姿である。今どきにしては駅前には多くのタクシーが停まっており、佐田岬方面へのバス便もあった。岬の突端まで乗っていきたい衝動を押さえて、町歩きを開始する。
町の中心部までは歩いて20分ほど。途中の町並みは、とくに古いわけではないが、いわゆる昭和レトロという雰囲気の民家や商家を見ることができた。
ほとんどがくすんだ色の建物なのだが、これはそのなかでも緑色が鮮やかな大正湯である。ストリートビューを見ると、2015年から2018年の間に塗り直したようだ。名前の通り公衆浴場だが、宿泊もできるらしい。
八幡浜の中心部に続くレンガ通り。レンガ塀でもあるのかと思ったら、敷石がレンガだからのようだ。写真の手前側には新町銀座のアーケード街が続き、左側には地名の起源になった八幡神社がある。
新町銀座の商店街は、ご多分にもれず今一つ活気に欠けてシャッターの閉まった店舗も多かったが、さりとて寂れきったわけでもなく、精一杯盛り上げてようという意気もあちこちに感じられた。
これは学生服の店か、巨大な男女の学生服が吊り下げられていた。
新町銀座から一歩裏通りに入るとこんな味わいのある家並みも。かつては料亭だったのだろうか。
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