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2023-06-12

森林鉄道の残り香を求めて馬路村へ

多忙で間が開いてしまったけれども、2022年5月の四国旅行の話。
安芸市内に泊まって、翌日は室戸岬に向かおうと思っていたけれども、海岸風景はもう前日に見たので、急遽行き先を山の中の馬路村に変更。
私にとっては森林鉄道の残り香を求める旅に、妻にとってはゆずの香りを求める旅となった。

馬路村へのバス

安芸駅前から1日4往復。小型バス「ポンチョ」で1時間ほどの行程である。
市街地を出るとほかに客はいなくなり、途中の町から途中の村まで乗り合わせた老婦人が同乗しただけだった。

森林鉄道の鉄橋

徐々に道幅も川幅も狭くなっていき、河原に大きな石がごろごろ。車窓を眺めていると、過去の魚梁瀬森林鉄道のものとおぼしき鉄橋が見えた。

馬路村の中心部

ようやく馬路村に到着。川沿いの開けたところに村の中心部があった。村特産のゆずの加工工場もこの一角にある。

馬路橋バス停

ゆず工場を見学して土産物も買い込み、森林鉄道の線路跡があるという案内をあてにぶらぶら歩いていくと、村の入口にある馬路橋に戻った。
高知南部交通のバス停が味わい深い。

森林鉄道跡

そして、馬路橋のたもとには森林鉄道の線路がそのまま残されていた。
ここを小さな運材列車が走っているときに来てみたかった。対岸には観光案内所の建物があって、線路跡を眺めながらコーヒーを飲むことができる。

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著書

  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
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