森林鉄道の残り香を求めて馬路村へ
多忙で間が開いてしまったけれども、2022年5月の四国旅行の話。
安芸市内に泊まって、翌日は室戸岬に向かおうと思っていたけれども、海岸風景はもう前日に見たので、急遽行き先を山の中の馬路村に変更。
私にとっては森林鉄道の残り香を求める旅に、妻にとってはゆずの香りを求める旅となった。
安芸駅前から1日4往復。小型バス「ポンチョ」で1時間ほどの行程である。
市街地を出るとほかに客はいなくなり、途中の町から途中の村まで乗り合わせた老婦人が同乗しただけだった。
徐々に道幅も川幅も狭くなっていき、河原に大きな石がごろごろ。車窓を眺めていると、過去の魚梁瀬森林鉄道のものとおぼしき鉄橋が見えた。
ようやく馬路村に到着。川沿いの開けたところに村の中心部があった。村特産のゆずの加工工場もこの一角にある。
ゆず工場を見学して土産物も買い込み、森林鉄道の線路跡があるという案内をあてにぶらぶら歩いていくと、村の入口にある馬路橋に戻った。
高知南部交通のバス停が味わい深い。
そして、馬路橋のたもとには森林鉄道の線路がそのまま残されていた。
ここを小さな運材列車が走っているときに来てみたかった。対岸には観光案内所の建物があって、線路跡を眺めながらコーヒーを飲むことができる。
« 安芸市内の渋い町並み | トップページ | 馬路村のトロッコとインクライン »
「ニッポンぶらぶら歩き(東京、沖縄以外)」カテゴリの記事
- 高島屋史料館の「ジャッカ・ドフニ」展とゲンダーヌさんの思い出(2024.08.24)
- 夕刻に訪れた伊予長浜 瑞龍寺(2023.08.27)
- 予讃線(海線)に乗って伊予長浜へ(2023.08.14)
- 豪壮な家並みが残る内子の町(2023.08.08)
- 松山市内で乗り物三昧とぶらぶら散歩(2023.08.03)
「鉄道、乗り物」カテゴリの記事
- 台湾鉄道・台東旧駅でありし日を偲ぶ(2025.04.18)
- 台南から特急列車で台東へ(2025.04.06)
- 台湾・高雄をぶらぶら(2025.03.22)
- 台湾鉄道のワンダーランド高雄港駅跡(旧打狗駅故事館)(2025.03.14)
- 高雄・橋頭糖廠の五分車(観光トロッコ列車)(2025.03.11)
コメント