橿原市北八木町の町屋の家並み
全都道府県のなかで、江戸末期~昭和初期の古い町並みが最も多く残っているのは奈良県かなと思う。このときの旅では、そのほんの少しを訪ねただけなのに、その密度に驚いた。
天理から近鉄で向かったのは橿原市の大和八木駅である。
まずは駅から離れた場所で昼食。その後に駅まで戻るバスが、なんと日本一走行距離が長いという奈良交通の八木新宮線。
バス停の時刻表に「特急」とあったので何かと思ったら、近郊を走るバスにまじって新宮からのバスが数分遅れでやってきた。
全線を乗ると、休憩3回の時間を含めて6時間半とか。大昔に十津川~新宮の国鉄バスを乗ったことはあるが、これも機会があれば乗ってみたい。
大和八木駅の南西には、町並み好きでは知らない者がいない環濠集落の今井があるが、今井にはすでに行ったことがあるので、今回は南東側にある北八木町の下ツ道沿いをぶらぶらすることにした。
近年になってきれいに整備された今井と違って電柱や電線はあるけれども、多種多様な町家が軒を連ねていた。
小学生が集団下校中。不審人物と怪しまれないように、遠くから風景の一部として撮影。
下ツ道と横街道の交差点という。立派な家か建ち並んでいた。
下ツ道は、平城京と藤原京を結ぶ古代の道をたどっているという。蔵造りの商家もあちこちにある。これは、そんななかの一軒で見たかわいい虫籠窓。
うだつの上がった白壁の家の前を、郵便配達がゆく。
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