西表島 路線バスで村めぐり(13・終)祖納(その2)
祖納の坂道を海岸に向かって下っていくと、石垣に囲まれた沖縄風の茅葺屋根の家が!
本島の安波(あは)や与那国島で見たことはあったが、こんな大きな家は初めて!
この日の夜、宿泊地の白浜の食堂で聞いたところ、「ああ、新盛(しんもり)さんのお宅だね」と教えてくれた。
保存家屋になっており、今でも定期的に屋根を葺きかえているそうだ。
現在は誰も住んでいないようだが、掃除道具は備えられており、床もきれいに磨かれている。
それにしても、台風の猛烈な風が吹く沖縄で、茅葺き屋根の家は飛ばされなかったのだろうか。
以前、本島で年配のタクシーの運転手に聞いた話では、「大昔は台風が通りすぎると、屋根が吹き飛ばされた家がずいぶんあったよ」とのことだった。
この家は周囲にめぐらした木が防風林の役割をしてくれるのだろう。
県道(周遊道路)に出て最終バスを待つ。白浜までは歩けないこともないが、2日連続で歩き回ったのでさすがに疲れたのでバスを待つ。
バス停前には、西表島でも数少ないスーパーが建っていた。
午後5時ちょっと前、1日4往復の西表交通の最終バスがやってきた。このバスの色は遠くからでも目立つからいい。
というわけで、13回にわたった「西表島 路線バスで村めぐり」はおしまい。2021年11月の記録でした。
山ほど撮った写真は、またどこかで公開したい。
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