西表島 路線バスで村めぐり(6)野生動物保護センター
大富からバスで向かったのは野生動物保護センターである。
ここには、イリオモテヤマネコの貴重な剥製が展示されているほか、西表島のさまざまな野生動物を紹介していると聞いていたからだ。
村めぐりがメインとはいえ、ここだけは外すわけにはいかない。
バス停は、古見集落の北1kmほどのところ。下車したのは私一人だった。もっとも、行きのバスではここで降りた人が何人かいたので、バスの利用者もそこそこいるのだろう。
周囲には人家も畑もなく、ただ野生動物保護センターを示す看板が立っているだけ。ここから、500mほど入った場所にセンターがある。
センターへの道沿いには植物がうっそうと茂り、美しい色をしたさまざまな蝶が乱舞していた。
上の写真は、はじめて見た蝶だ。オオムラサキに似ているが、沖縄にいるはずはないと思って調べてみると、1990年代に沖縄に居ついたツマムラサキマダラというタテハチョウの一種らしい。
車でやってきた人も多く、野生動物保護センターには20人ほどの人がいただろうか。私が見学している間にも、次々に人が訪れていた。
この写真は、交通事故にあって保護されたイリオモテヤマネコの「よん」の剥製。けがの程度がひどかったために野生に返すことを断念し、余生をセンターで過ごしていたそうだ。
野生動物保護センター見学のあとは、白浜行き最終バスに乗るために古見の集落に戻ることにした。
途中、マングローブが美しい後良(しいら)川を越える。
道端にはイリオモテヤマネコの親子の銅像が建っていた。
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