西表島 路線バスで村めぐり(7)古見
2021年11月に訪れた西表島路線バス旅のつづき。
野生動物保護センターから歩いて戻ったのは、古見(こみ)の集落。西表島東部でもっとも古い村だそうだが、ここもほかの集落と同じくマラリアで廃村を繰り返し、現在の集落は戦後に入植してきた人たちによるものだという。
野生動物保護センターからは1kmあまり。県道にはさえぎるものがほとんどないので真夏は大変だろうが、11月なのでやや蒸し暑い程度で県道を歩くことができた。
バス停そばには立派な古見小学校がある。
西表島には、古見のほか、大原、上原、西表(祖納)、白浜、船浮の全部で6つの小学校がある。
島の東部では珍しい赤瓦のお宅。バス停に隣接していた。庭がきれいに整備されている。
県道からそれて海側に歩いていくと、村外れにこんな石垣があった。泉がわいている歴史的な場所のようで、看板が立っていたが撮り損ねてしまった。
琉球王国時代、古見は八重山諸島のなかでも重要な村だったそうだ。海岸近くには沖縄では珍しい製鉄所があり、造船所もあったという。それを偲ぶ跡が残っていると知ったのは、東京に帰ってきたからのことである。
歌手の夏川りみさんのお母さんがやっている喫茶店があったが、もう閉店の時間が迫っていたので残念ながら訪ねることができなかった。
近くを通ると、たぶん地元の人たちらしい明るい話し声が庭から聞こえてきた。
こうして西表島村めぐりの1日目はおしまい。白浜行きの最終バスがやってきた。
白浜到着は午後5時ちょうどである。
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