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2022-12-17

佐賀と長崎 2つの「県界」バス停を結ぶ橋

在来線特急かもめの撮影よりも楽しみにしていたのが、徒歩による佐賀と長崎の国境……じゃなくて県境越え。肥前大浦駅から南へ直線距離で1.5kmほどいくと今里川という川があり、ここが県境になっている。
興味深いのは、その橋の南北のたもとに、それぞれ「県界」というバス停があることだ。ただし、別会社のために乗り入れをしておらず、橋を徒歩で渡らなくてはならない。なんだか東南アジアの国境に来たみたいだ。
佐賀県側は何年か前に祐徳バスが撤退して、町営バスが週2日しかやってこない。そこで、竹崎港行きに乗って竹崎入口バス停で下車。20分ほど歩いてたどりついた。

県境の友尻橋

これが佐賀県と長崎県を結ぶ「友尻橋」。「昭和12年3月架橋」と記されていた。海側に国道の新しい橋ができる前は、こちらがメインルートだったのだろう。
今里川は小さな川のように見えるが、満潮になれば海から逆流してくるようである。

佐賀県側の県界バス停

これが橋の佐賀県側にある太良町コミュニティバスの「県界」停留所。バス路線のアプリによると「けんかい」と読むようである。
現在は火曜日と土曜日しかバスがやってこない。右手遠くに国道の橋が見える。

長崎県側の県界バス停

橋を渡って長崎県側にある「県界」バス停。待合室の中にあってちょっと過保護な様子。ちなみに、こちらの停留所は「けんざかい」と読むらしい。

長崎県側の県界バス停

1時間に1本の長崎県営バスが、諫早から県界に到着した。4、5人の客が降りてきた。みな長崎県側に家や用務先があるようで、橋を渡って佐賀県側に来る人はいなかった。

友尻橋から見た特急かもめ

県境の友尻橋の上にいたら、遠くを特急かもめが走っていくのが見えた。とっさのことで撮りそこなったので、次の列車まで待って撮影。
鉄道オタクの価値観では、手前の木で編成が隠れているのはおもしろくないのだろうが、私はなかなか味わい深い構図になったと思っている。もちろん、ここまで来てかもめを撮っている人はいなかった。
手前の河原に船があるところを見ると、満潮になったらそのあたりまで川の水でいっぱいになるのだろう。

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  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
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