« 新潟市中心部に残る味わい深い建物 | トップページ | 肥前大浦駅と在来線特急かもめ »

2022-12-14

昭和が香る祐徳バス鹿島バスセンター

新型コロナのためになかなか海外に足を延ばせなかったここ2年ほど、その代わりに日本の各地をまわっていた。
今回からは、2022年9月の佐賀、長崎の旅の話です。

九州に渡ったのは西九州新幹線(長崎新幹線)の開通前々日である21日。その夜は肥前鹿島駅前のホテルに宿泊した。

肥前鹿島駅と鹿島バスセンター

右に見えるのが長崎本線の肥前鹿島駅。西九州新幹線が開通すると在来線の特急かもめが廃止となり、博多発の特急かささぎに代わる。
ただし、この駅を発着する特急、普通列車とも本数は激減してしまう。
そして、左側が祐徳バスの鹿島バスセンターだ。

鹿島バスセンター

鹿島バスセンターは、これまでにも2度ほど訪れたことがあり、いかにも昭和のバスターミナルという雰囲気に心を奪われた。
日中は閑散としているが、それでも祐徳稲荷神社へのバスは20分おきくらいに発着する。

鹿島バスセンター

これがバスセンターの内部。中央奥が切符売場である。左側の柱の周囲にテーブルと椅子が備えられており、うれしいことに電源も用意されていた。バス待ちの学生には重宝されているようだ。

2009年の鹿島バスセンター

この写真は、同じ場所を撮った2009年の写真。柱の周囲のテーブルと椅子はなく、代わりにコインロッカーが置かれている。
現在、コインロッカーは写真の手前側に置かれている。肥前鹿島駅にはコインロッカーも荷物預かりもないので、このコインロッカーのお世話になった。写真左端には売店の棚が見える。

2009年の鹿島バスセンター

2009年にはあった鹿島バスセンターの売店。すでに日中の利用者は少なく、暇を持て余しているようではあった。
残念ながらすでに閉店となり、この場所にコインロッカーが置かれている。

このときは在来線特急かもめの最後の姿を撮ろうと、2022年1月にも訪れた肥前大浦に向かうことにしていた。
長崎本線の普通列車の本数が少ないために、前回はこのバスセンターから1~2時間おきに発車する竹崎港行き路線バスを利用したが、今回は早起きして列車で肥前大浦に向かうことにした。バスは40分あまり、列車は30分弱の行程である。

« 新潟市中心部に残る味わい深い建物 | トップページ | 肥前大浦駅と在来線特急かもめ »

ニッポンぶらぶら歩き(東京、沖縄以外)」カテゴリの記事

鉄道、乗り物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 新潟市中心部に残る味わい深い建物 | トップページ | 肥前大浦駅と在来線特急かもめ »

著書

  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
無料ブログはココログ

.