« 佐賀と長崎 2つの「県界」バス停を結ぶ橋 | トップページ | 肥前山口駅 最後の日 »

2022-12-18

長崎県営バスの斬新なフルーツバス停

県境の橋で特急かもめを撮影するためには1時間に1本のバスを見送るしかなく、昼飯を予定している目的地までバス路線に沿って15分ほど歩くことにした。
県界バス停を出た長崎県営バスは、狭い道を約200m走ったのちに国道に合流する。そこから誰もいない有明海沿いの道をてくてくと歩いていったわけだ。

すいかのバス停とみかんのバス停

おかけでじっくり撮影できたのが、長崎県営バスのバス停である。上の写真は、阿弥陀橋バス停。その抹香臭い名前とは裏腹に、果物を形どったファンキーなバス停だ。手前はすいか、反対側はみかんである。あ、スイカは果物か野菜か……?。
インスタ映えするとのことで若者にも知られているというが、かなり不便なところにあるので、この日は撮影している人は見なかった。

すいかのバス停

待合所はただ見てくれがおもしろいだけでなく、実用的でもあるようだ。雨が降っていれば、もちろん濡れずに済む。
また、これを撮ったような暑い日には、日射しから逃れる役目もある。1時間に1本しかこないような路線なのでこれは役に立つ。
……と思ったのだが、車社会のこの土地にあってはそもそも利用者がほとんどいないのが残念だ。

メロンのバス停

そしてやってきたのがメロンの釜バス停。マスクメロンの模様を丁寧に再現しているのがうるわしい。
昼飯はこのバス停近くにある牟田商店でとった。転勤して長崎市内に住んでいる知人に教えてもらった店だ。土産物屋と食事処を営んでいる。

クチゾコのから揚げ

この店の一番の名物は冬季の牡蠣釜飯らしいのだが、ここを訪れた9月には、その代わりにやはり近くでとれる蟹を使った釜飯がメニューにあったので注文した。これはおこげがたまらなくウマかった!
で、蟹釜飯ができる間に見つけたのが上の写真。「くちぞこ」は初めて聞く名前だったが、調べてみると舌平目のことではないか。「靴底」に似ているから、地元ではそう呼ばれるらしい。
昼間からビールとともにこれも注文。揚げてしまうのがもったいないほどの上品な白身だった。

いちごのバス停

ちなみに、牟田食堂の営業時間は11時~16時とあったので安心していたが、コロナ禍で11時~13時に短縮されていた。
店に着いたのが12時半ごろだったので、もたもた歩いていたら昼飯難民になるところだった。
私がバスを待っている間にも車でやってきた人たちがいたが、営業終了の札を見てがっかりしていた。
さて、上の写真はバスの車内から撮ったいちごの井崎バス停。トマトのバス停は撮り損ねた。

小長井駅

海に近い小長井駅前でバスを降りて列車に乗り換え、いったん肥前鹿島に戻ってコインロッカーの荷物を取り出さなくてはならない。
接続時間はたった2分なのだが、バスは5分遅れ!
これじゃ乗り換えは無理かと思っていたが、列車が10分近く遅れたのでラッキーにも間に合った!
さもないと、次のバスまで1時間待って諫早にいき、特急に乗って肥前鹿島に戻るという不効率で不経済なことをしなければならないところだった。

« 佐賀と長崎 2つの「県界」バス停を結ぶ橋 | トップページ | 肥前山口駅 最後の日 »

ニッポンぶらぶら歩き(東京、沖縄以外)」カテゴリの記事

鉄道、乗り物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 佐賀と長崎 2つの「県界」バス停を結ぶ橋 | トップページ | 肥前山口駅 最後の日 »

著書

  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
無料ブログはココログ

.