昭和レトロの香り漂う豊栄の町
中条から新潟駅への帰り道は、時間に余裕があったので豊栄(とよさか)に寄り道。豊栄市だとばかり思っていたら、いつのまにか新潟市に吸収合併されて北区の一部になっていた。
あてどなく駅の南側に位置する白新町、葛塚、嘉山地区をぶらぶらしていると、いかにもな昭和レトロ(このことばは実はあまり好きではないのだが、てっとり早く通じるので)な町並みをあちこちで見ることができた。
駅前から南に伸びる県道を南下していくと、道沿いにこんな建物が。
古い民家(商家?)と看板のアンバランスが素晴らしい(ほめことば)。
もちろん、現在も営業中である。
道路沿いには赤錆が目立つ朽ちはてる直前のような家も多かったのだが、これはきれいに塗り直されている。
左から「割烹 次郎」「カメラの富士越」「佐藤薬店」。
屋根が一続きのところを見ると、もとは1軒の建物だったのを棟割長屋方式で分けたのだろうか。
旧・豊栄市のマンホール。豊栄市の市花だったオニバスの花が描かれている。
4、5分ほど歩くと右側に常盤町通りの看板が見える。市場通りとも呼ばれていて、月に6回露天市「葛塚露店市場」が開催されるという。
昼下がりの静かな通りのなかで、この建物の前にはひっきりなしに車が止まって店に人が入っていく。
以前は和菓子屋だったそうで、現在は地元産のさつまいも「シルクスイート」を使ったスイーツを売る「絹いもや」となっている。
さらに南下した嘉山一丁目にあるDHC酒造。あのDHCのグループ会社である。
後継者がいなくなった小黒酒造を継承して現在に至る。
ちなみに、DHCはもともと翻訳を生業としていたので、「大学翻訳センター」の略だというのはちょっとしたトリビアだ。
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