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2022-11-15

壁画だらけのオルゴーゾロ

サルデーニャの「なまはげ」を見たマモイアーダの次に訪れたのはオルゴーゾロの町。
ヌーオロのバスターミナルから所要35分。平日は1日に10往復近くが運行されている。

オルゴーゾロ遠景

地図もガイドブックも持たず、頼りにするのはスマホに入れたGoogleマップだけである。
まあ、小さな町なのでそれほど問題ない。

オルゴーゾロの町は、ゆるやかな丘の中腹に広がる。
比較的新しい家が多く、伝統的なサルデーニャを味わおうと思うと、ちょっと拍子抜けする。

オルゴーゾロ中心部

さて、バスの終点から2、3分も歩いたところで、町のメインストリートに出た。
地味な田舎町だと思っていたら、最近は壁画で有名になったようで、ここにもドイツ人観光客が団体で訪れていた。

「ムッラ」の壁画

この指を描いた壁画は、サルデーニャのじゃんけんの一種「ムッラ」(Murra)。
ムッラを知ったのは、サルデーニャを舞台にした映画で、東京、大阪で開催されたイタリア映画祭2020で上映された『月を買った男』だった。
自分と相手が出した指の数を足して、その数を言い当てるのだそうだが、細かいルールは何度聞いてもわからない。
Youtubeに動画があったので、見ていただきたい。

 

この動画は2対2で行う競技会のようで、周囲を含めてかなり興奮度が高まっている。
ルールがわかれば楽しそう! 

リアルな壁画

壁画のなかには、かなりリアルなものがあり、ちょっとビクッとした素敵な絵がこれ。
地元のおばちゃんが階段の途中で座っているかと思った。
たまには、本物のおばちゃんがいると、おもしろいかもね。

壁画のある家

そして、この壁画の家では、窓からおばあちゃんが顔を出している。
どうやら、手前にいるのが息子か娘夫婦で、孫がおばあちゃんに会いにきたようだ。

浮世絵の壁画

そして、こんな壁画も! 右側にはイタリア語の詩が書かれているが、最後に記されている名前を見ると、Gilda Radnerとある。
ウィキペディアで調べてみたら、1989年に卵巣がんによって42歳の若さで他界したアメリカの女優・コメディアンだった。その彼女が、自分の死期を悟って記した詩のようである。

町外れのリキュール製造所

オルゴーゾロのブラタカシの最後に訪れたのが、町外れにあるリキュールの製造所。
前夜、ヌーオロのビール屋で最後に飲んだエリクリーゾ(ヘリクリサム/イモーテル)のリキュールをつくっているところだ。
ビール屋さんのお姉さんに教えてもらってやってきた。
村でとれた原材料を使い、サルデーニャの伝統的的なクラフトリキュールを女性一人で作っている。

町外れのリキュール製造所

店の周囲にはレモンやミルトなどのハーブが繁っている。
階段を下っていくと、すでに壜詰されたサフランやミルトのリキュールが並んでいたので、何本かを買って帰ることにした。
聞くところによると、北海道の小樽にある店で出しているのだとか。その店にも訪ねてみたいと思っていたのだが、新型コロナのおかげで延び延びになって今日に至っている。

このとき、体がだるくて味見をする気にもなれなかったのは、単に疲れていただけでなく、妻からもらった風邪がかなり悪化して熱が出ていたのだと、ヌーオロの宿に戻ったころにやっと気づいたのであった。

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