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2022-04-13

『ようこそシベリア鉄道へ』刊行!

また、ごぶさたしてしまいました。
昨年は母が死去したために新年のごあいさつをせぬまま、多忙にかまけてブログもなおざりに。気がつけばまもなく大型連休となりました。

『ようこそシベリア鉄道へ』表紙
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久しぶりの書き込みは、3月に刊行された拙著のご案内です。
タイトルは、なんと『ようこそシベリア鉄道へ』! 発行元は雑誌『旅と鉄道』を発行している天夢人(てむじん)です。
企画段階だった昨年末ころは、「春になったらコロナも下火になって、みんな海外旅行に行きたくてうずうずしているころだろう」とみんなでのんきなことを言っていました。

『ようこそシベリア鉄道へ』

『ようこそシベリア鉄道へ』目次

それが、まさかのロシアによるウクライナ侵攻……。シベリア鉄道どころではなくなってしまいましたが、乗りかかった船、出しかかった本ということで発売となりました。
著者としては、「こんなときだからこそ読んでほしい」というしかありませんが、幸いなことにそこそこ注目されているようです。

『ようこそシベリア鉄道へ』

内容は、以前ご案内した私家版『ひたすら眺めていたシベリア鉄道』をもとにしたもので、2015年の乗車記(当時日経BPオンラインで連載されて好評を得たものです)をベースに、1981年と1985年のソ連の町歩きを交えて構成しています。

『ようこそシベリア鉄道へ』

『ようこそシベリア鉄道へ』

今回は、さらに最新動向や実用情報などを加筆しました……といっても、もはや実用情報は役に立ちませんが。むしろ、「こんな時代もあったね」「平和な時代だったな」と読んでくだされば幸いです。

値段は2100円+消費税でお高いと思われるかもしれませんが、オールカラーで写真満載。文章も読みやすく読みごたえもあります(自分で言う)!

『ようこそシベリア鉄道へ』

思えば、笑って、驚いて、感動して、幸せだった旅の日々でした。
本文中には、個性の強い市井のロシア人が数多く登場しています。
はたして、今頃どうしていることやら。なかには戦地に駆り出されたのではないかと思える若者もいて心が痛みます。
旅好き、鉄道好きな方はもちろん、多くの人に読んでいただければと思います。
のんびりとした旅行をできる日が1日でも早く戻りますように。

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著書

  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
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