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2022-04-14

福井駅前はまだまだ変貌中

3月下旬、仕事と仕事の合間にぽっかりと空いた時間を利用して、北陸をめぐろうと計画した。
もっとも、計画したとおりにはいかず、旅先でも早起きして仕事をするハメになったのだが……。
今回のメインは福井。北陸というと、いつも富山、金沢をめぐって力尽き、福井はないがしろになりがちだった。
今回は、富山、金沢を早めにきり上げて福井に重点を置くことにしたのである。

福井駅

福井駅には、だいたい5年に1回くらいのペースで降り立っているのだが、降りるたびに駅と駅前が激変しているのに驚く。
新幹線開業を控えて完成した駅は前回も見たのだが、今回は壁面に恐竜が踊っていた。

2000年の福井駅

ちなみに、これが2000年の福井駅だ。面白みのない建物だが、今となっては懐かしい。
それ以上に、このときもまだモノクロフィルムを使っていたのかと、一人感慨にふける。
確か、最後にモノクロフィルムを使ったのは2004年だったかと記憶している。もちろん、自分で現像をしていた。

福井駅前

福井鉄道軌道線の通称ヒゲ線も変わった。JRの駅から中途半端な距離にあった終点は、文字通り駅前広場に移転。もっとも、せっかくならば富山のように駅の真下に乗り入れるくらいのことをしてほしかった。
この日は、シュトゥットガルトからやってきた通称「レトラム」が運用に入っていて、たまたま撮ることができた。

福井鉄道の「フクラム」d

かつて福井駅前の終点があったあたり。通称「フクラム」は福井の電車のイメージを大きく変えた。東京でもこんな車両が大通りを走れば、路面電車(トラム)に対する認識も変化するかもしれない。
驚いたことに、商店や小さなビルが建ち並んでいたパックの一帯は更地になっており、重機が忙しく動いて再開発まっさかりだった。
また何年か後に来たら、大きく変化しているのだろう。

山田銘木店

そんな駅前風景のなかで、唯一変わらないのがこの「山田銘木店」。市だか県だかの指定文化財のような看板が小さく立っていたので、この建物は安泰だろう。

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著書

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  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
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