福井鉄道にちょい乗りしてちょい撮り
JR越美北線で福井におとなしく戻ればいいのだが、その途中でふと思いついた。福井駅の1つ手前(そして書類上では越美北線の起点)である越前花堂(はなんどう)駅に降りてみようと考えた。
越前花堂から福井鉄道の花堂までは、歩いてすぐだとGoogle先生も示していた。降りたことのない駅で降りるのも楽しいし。
越前花堂駅の上には工事中の新幹線の高架橋がずらっと並び、圧迫感は相当のものであった。駅前も殺風景でちょっと残念。
福井鉄道の踏切近くには柵も障害物もないので、ちょっと待って走行写真を撮ることにした。
まずやってきたのは、元名鉄の880形である。後ろに見えるアーチ状の建造物は、分岐器を積雪から守るスノーシェッドのようなものだ、確か。
踏切から200mほど歩くと花堂駅に到着。急行は停車しないが、味わい深い駅であった。
やってきたのは広告電車で、これまた880形だった。
福井方面の普通列車を待っている間、武生方面行きのホームを通過して行った急行列車が、えちぜん鉄道所有の「キーボ」だった。
黄色い電車だし、運がいいということにした。
そのままホテル最寄りの福井城址大名町まで行こうと思っていたら、赤十字前駅で車窓にこのデキ11が飛び込んできた。
駅名で油断をしていた。旧名の「福井新」だったら、「何かおもしろい車両が停まっているかも」と注意していたのに……。
気づいたときにはすでに発車していたので、「次の木田四ツ辻で降りて歩いて戻ろう」と考え直す。
すると、その木田四ツ辻も名前が変更されていて、「商工会議所前」になっていたではないか。駅名が大幅に変わったことは知っていたが、実際に来てみると、もう何がなんだかわからない。
とにもかくにも、福井新……じゃなくて赤十字前まで戻って、デキ11をなめるように見て写真を撮った。
まだ現役で残っていたとは知らなかったので、ちょっとばかり感動である。
これが残っていたことにも感動。福井鉄道といえば、やはりこれ!
色褪せていたけれど健在だった。
「警報機がジャンジャン鳴っている」と書かれているが、ごく一般的な警報機の音である。
昔はどうだったのかは記憶にない。
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