2020年10月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

著書

  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『ひたすら眺めていたシベリア鉄道』(私家版)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)

« 涼しいボカラで一息 | トップページ | ムスタンの玄関口ジョムソンをぶらぶら »

2020-07-05

17人乗りのプロペラ機で秘境ムスタンへ

ネパールの奥にかつてムスタン王国という国があって、チベットとネパール・インドとの交易で栄えたという話を、何年か前にテレビで見たことがある。
そこに映し出されたのは、ヒマラヤの山深くに、小さな村が点在しているという様子で、とてもではないが簡単にいけるとは思えなかった。

ところが、カトマンドゥのM氏に聞くと「行けるよ。許可証が必要だから、明日の朝、証明写真を撮ってきて。旅行社の人を紹介するから」とのこと。急な話にもかかわらず、ポカラからムスタンの入口であるジョムソンまでの飛行機がなんとかとれ、宿も手配してもらった。

ポカラ空港

ムスタンについてはまったく予習をしていなかったので、ツアコンの経験も豊かなM氏が同行してくれるのはありがたい。

ポカラの空港私たちを待っていたのは、タラ航空のこの小さなプロペラ機である。
搭乗前に調べてみたところ、この航路は事故が多いというではないか。わざわざ調べなけりゃよかったと後悔したが、5年に1回は墜落しているようで、ただでさえ飛行機が苦手な私にとって、口から心臓が出てきそうである。

バスより狭い

機内は、なんとバスより狭くて、ざっと勘定したら20人弱。そんな小さな機内でもCAさんのサービスがあって、キャンディーと綿の耳栓が配られた。

私と妻とM氏は、一番前の列に陣取ったところ、なんとコックピットが丸見え!
大丈夫かと一瞬心配になったが、これもサービスの一環として味わうことにした。

操縦席が丸見え

ポカラからジョムソンまでは、わずか20分のフライト。
眼下には、こんな段々畑が見える。
「恐くない、恐くない。こんなに眺めがいいんだし」と必死に自己暗示をかける私。

眼下に見える段々畑

やがて、右側にダウラギリ、ニルギリなど、ヒマラヤの峰々が見えてくる。
最初は西に向かって飛ぶが、10分以上たったところで右に旋回。谷間に沿って北上する。
「恐くない、恐くない。眺めがいいし……」と口のなかで唱える。

ヒマラヤの峰々

そして、山のすれすれを右に左に旋回して、あっけなくジョムソン空港に着陸。「なんだ、もう少し乗っていたかったな」と勝手な感想を口にする私であった。

私たちが降りきるのを、ポカラに向かう乗客がタラップの下で待ち構えていた。
そして、全員が乗ったとたんに離陸! まさにバスである。
というのも、この空港は午後は風が強くなるので午前中しか運行できない。
1便20人ほどを通常は5往復ほどのピストン輸送で運んでいるのである。ちなみに、私たちが乗ってきたのがこの日の最終便であった。
確かに、風が強くなって欠航にもなったら大変である。乗客が目を血走らせて乗り込んだのも理解できる。

ジョムソン空港

そんなあわただしさをよそに、私たちもネパール人のおばちゃんたちも記念撮影。
早く空港を閉鎖したがっている職員たちに追い立てられ、パスターミナルよりも小さな空港を後にした。

ジョムソンの中心部

空港を出てすぐのところに、こんな風景が広がる。
観光客が増えているのだろう、あちこちでホテルが建設中だった。

ジョムソンの中心部

そして、しばらく町をぶらぶら。これがジョムソンのいわば新市街であり、空港はこの左側すぐのところにある。
このあと、宿に荷物を起き、さらにヒマラヤ・ムスタンのぶらぶら町歩きをすることに。
時期は乾季の終わり近く。飛行機もスムーズに飛べてよかった。雨期が近づいてくると、山々に雲がかかったりして飛行機の運航に支障があるとのこと。事故もそんな時期に起こるようだ。
それにしても、時間がたつにつれてどんどん風が強くなってくる。なるほど、これじゃプロペラ機は飛べないわけだと納得した。

« 涼しいボカラで一息 | トップページ | ムスタンの玄関口ジョムソンをぶらぶら »

南アジアの旅」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 涼しいボカラで一息 | トップページ | ムスタンの玄関口ジョムソンをぶらぶら »

フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

広告


訪問者数(重複なし)


  • 累計
    今日
    昨日