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著書

  • 『ひたすら眺めていたシベリア鉄道』(私家版)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)

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2018-11-19

アルガルヴェ地方の穏やかな観光地 ファロ

ポルトガルでの1泊目は南部アルガルヴェ(Algarve)地方の中心都市ファロ(Faro)。

セビーリャからの直行バスならば1時間半で到着してしまうのだが、1981年の旅のコースをたどったために、8時間も費やしてしまった。
ご苦労さんなことだが、おかげでつらくも楽しい体験がいろいろできた。

ファロのマリーナ

37年前の旅ではヴィラ・サント・アントニオから直接リスボンに向かったので、もちろんファロは初めての訪問である。
わずか1泊の滞在だが、町の中心部はこぢんまりとしているので、まあ十分といえば十分である。

旧市街にある大聖堂から撮ったこの動画を見ればわかるように、ファロは海に面した町である。
(ガタガタいっているのは、風の音)
しかも、遠浅の海がラグーン(潟)を形作っていて、イタリアのヴェネツィアのミニチュア版のようでもある。
このラグーンのおかげで、リスボン大地震にともなう津波の被害を免れたという。

長期滞在する保養者は、船やヨットに乗ってラグーンをめぐったり、沖のほうにある細長い島(ヴェネツィア・リドのような形)で食事をしたりするようだ。

ファロの大聖堂

ポルトガルにおいてはイスラム教徒が最後まで残った町というが、1492年のグラナダ陥落までイスラム支配が続いたスペインと違って、ここでは13世紀後半にレコンキスタが完了しており、1泊しただけの観光客にはそれほどイスラムの影響が残っているようには見えない。

マリーナに近いミゼリコルディア通り

この町で必見なのは、新市街にあるカルモ教会の礼拝堂だ。
なんの変哲もない教会の建物を抜けて礼拝堂に入ると、壁面には頭蓋骨を含む修道士の骨がびっしりとはめこまれているのが見える。

遠くから見ればどうということはないが、近寄ってみてそれが人骨であるとわかると、印象が一変する。
それはミイラ好きの妻にもびっくりの光景。写真も撮ったが、ちょっとここには掲載しないでおく。
30代か40代くらいのヨーロッパ男性2人の先客と顔を見合わせ、思わず苦笑いを交わすしかなかった。

中心部の商店街

大聖堂のある旧市街は鉄道駅やバスターミナルの南にあり、歩くと10分ほど。
夕方になって観光客の姿も減ってくると、穏やかな雰囲気に包まれる。

いくつもあるレストランのテラスに灯がともると、心の底から旅愁が湧いてくるとともに、食事への期待も高まってくる。
迷ったあげく、たまたま見つけたミシュランの星付きレストラン「レストランテ・ファズ・ゴストス・ファロ(Restaurante Faz Gostos Faro)」に思い切って突入した。

値段も含めてお高い感じがなく、新鮮な海の幸を中心として素材の味が伝わる料理は日本人にぴったりだ。笑顔が素敵な年配のホールスタッフにも癒された。

旧市街の夕暮れ

宿に戻る途中で「コーヒーでも飲むか」と入った店は、なんとクラフトビールの専門店。
ポルトガルでもクラフトビールがブームなんだと教えてくれたのは、ブラジル出身という20代後半くらいの聡明そうな店主。
せっかくだからと、2人で地元産のビールを合わせて4本味見した私たちである。

旧市街の夕暮れ

翌日は、昼過ぎまでまたのんびりと散歩をし、旧市街でランチをとってから、ファロ駅13時54分発のリスボン行き急行に乗車。

リスボンまでの所要時間は約3時間半だ。

ファロ駅

ポルトガルの優等列車は全車指定席である。乗ってみると座席は満員。日本にいるときに、ポルトガル鉄道のサイトでeチケットを買っておいてよかった。

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スペイン、ポルトガル」カテゴリの記事

コメント

そうだったんですか。何も知らずに入って食べて出てきました(笑)
もちろん、タコもよく食べました。蒸したタコは、日本ではあまりない食感ですよね。

Restaurante Faz Gostos Faroのホームページを見ました。2009年開店の比較的新しいお店なんですね。
昔、リスボンで蒸したタコを食べたことを思い出しました。

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