歴史を感じさせる津山の街並み
中国地方ローカル線の旅の記録が終わらないうちに次の旅に出てしまい、また間隔が空いてしまいました。
前回のつづきです。
5月29日は、津山で宿泊。
前日にネットで宿を探したのだが、平日なのになぜかどこも満員。
もともとホテルが少ないということもあるのだろうが、どこかで学会か研修会でもあったのだろうか。
結局、泊まることができたのは町の西側にある割烹旅館である。
といっても食事は供されない。素泊まりである。
私にとって、久しぶりの純日本風の部屋での宿泊であった。風呂はもちろん、トイレも共用。
値段は安くてよかったのだが、駅から遠いうえに雨が降ってきたので、タクシーを利用。
翌朝も雨でまたタクシーを使ったので、合わせるといい値段になってしまった。
ところで、前回津山を訪れたのは1988年だから、ちょうど30年ぶりの訪問である。
前回も町並みを見てまわったのだが、メインが鉄道乗り歩きだったので(今回もそうなのだが)、見どころもなんにもわからず、ただ闇雲に歩き回っただけであった。
今回は、少しだけ前の日の車内で予習をしておいた。それによると、古い街並みが残っている地区として知られているのは町の東側、津山城から川を隔てた場所にある中之町、勝間田町を中心とする旧町人町である。
ただ、実際に行ってみると、町の西側にある宮脇町あたりの道路沿いにも、味わい深い街並みがあって撮影意欲をいたく刺激された。
今回の写真のうち、トップの写真は町の中央部にある小性町(小姓町ではない)にある木造3階建て。
2枚目が宮脇町にある葉茶屋。3~5枚目が、中之町あたりの街並みである。
中之町あたりは、道の両側に驚くほど昔ながらの街並みが残っている。しかも、いかにも保存していますという、よくありがちな風景ではないところがいい。
そこには普段の生活があり、家々はほどほどにメンテナンスがなされ、電柱も電線もある(まあ、電柱や電線はなくていいのだが)。
この狭い道を、ミニバスが30分おきに走っているのは重宝した。
ミニバスはどの系統も駅前を発着しており、こんな雨の日に町めぐりをするには便利である。
もっとも、2回乗ったバスには、昼前という中途半端な時間だったこともあってか、地元の人も観光客の姿もなく、私の貸し切りであった。
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