『鉄道黄金時代 1970's』発売!!
イタリア旅行の報告の途中ですが、新刊のお知らせをいたします。
12月19日、拙著『鉄道黄金時代 1970's ディスカバー・ジャパン・メモリーズ』が発売になりました。
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1970年。
大阪で万国博覧会が開催され、
それに続いて国鉄のキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」が始まった。
駅には人びとを旅へ誘う新鮮なイメージのポスターが飾られ、
テレビでは「遠くへ行きたい」という番組が人気となった。
あのころ、私たちは何を見ていたのか。
本書は、まだ見ぬ「美しい日本と鉄道」を求めて日本中をさまよい歩いた鉄道探検記。
蒸気機関車を追い、ローカル線を乗りつぶし、森林鉄道やトロッコを発見。
当時の雰囲気をありのままに切り取った写真とともに、さまざまなエピソードか語られ、
過酷だけど楽しかった当時の旅が、いきいきとよみがえる。
ディスカバー・ジャパン時代の鉄道風景を1冊に。
いつでも撮れそうで、結局、撮り損なってしまった光景が、ここにあります。
模型にしたくなるような車両と駅の写真も豊富。
●目次
序章 鉄道趣味人の1970年代
第1章 国鉄
第2章 私鉄ローカル線
第3章 路面電車
第4章 森林鉄道・トロッコ・専用鉄道
終章 あの向こうには何があるんだろう?
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288ページの分厚い本に、数百枚もの写真と当時のエピソードをつづる文章があれこれ。
鉄道本に名を借りた一人の少年の成長物語でもあり、写真論でもあり、もしかすると思想書でもある、と本人は真剣に思っています。
安くはないのですが、重さは600グラム近くあるので、読後はダンベル代わりになります。
ぜひ、お手にとってご覧ください。
発売を記念して、「日経ビジネスオンライン」に関連コラムを短期連載しています。
タイトルは、「高倉健の名作×鉄道マニア」。
健さんの映画を4本取り上げて、そこに出てくる鉄道の話題について書いています。
周囲の固い記事のなかにあって、完全に異彩を放っています。
合わせてごらんください。
第1回は「『駅 STATION』 衝撃のラストシーン」
ラストシーンが衝撃だと感じるのは、一部の鉄道マニアだけかもしれませんが……。
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