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2014-11-05

トリノ・スペルガの登山電車

いつまでもトリノの話をしていると終わらないので、今回はトリノ最終回。
トリノ郊外にある登山電車に乗ったという話である。

郊外といっても都心から15番のバスで20分ほど。
バス停近くにあるサッシ駅と丘上に聖堂の建つスペルガとの間3.1km、標高差425mを18分で結ぶ登山電車である。
線路の中央に歯車があって、車両の歯車と噛ませて急勾配を上下する「ラックレール式」の鉄道だ。

サッシ駅にて

往復料金6ユーロを払って駅で待っていると、丘の上から電車が降りてきた。
これが、折り返して11時発となる。
見てわかるように相当の勾配だ。最大21%なのだという。

旧型電車の車内

発車時間が迫ってくると、各国の観光客が三々五々集まってきてかなりの賑わいになってきた。
電車は2両編成で、私たちはすかさず先頭車両の先頭の席へ。

路線の途中

住宅地の中から発車する観光鉄道なので、もっとお気楽な遊覧電車かと思っていたのだが、乗ってびっくり。かなりの本格派である。
うっそうとした林を抜けていくと、下界とは違ったひんやりとした風が吹いてきた。

途中駅は3つあるのだが、この日はすべて通過。周辺に民家も少ないので、ほとんど乗降客はいないのだろう。
上の写真は、ただ1か所、上下列車の交換(すれ違い)ができるラッドッピオ駅。
もっとも、平日は1時間おきに運転されるので、すれ違いはない。日曜日は30分おきなので、ここですれ違う必要があるのだろう。

スペルガ駅

スペルガ駅に着くと、ほとんどの人たちは駅から少し歩いたところにあるスペルガの教会に行くのだが、私たちを含むごく一部は、駅でうろうろしながら電車の写真撮影。
どこの国にもマニアはいるものである。

スペルガ駅

それでも、駅のはずれから走行シーンを写そうとしているのは、私たち二人だけであった。
まあ、カメラを持たずに、楽しそうに見送っていた人たちはいたけれど……。

次の発車は1時間後なので、一応その間にスペルガの教会を拝観。
おもしろかったのは、その内部にバールがあったこと。
カプチーノを頼んだら、こんな素敵なアートで出てきた。

スペルガ聖堂のバール

聖なる場所だというのに、きちんとアルコール類も備わっているのがいいところである。
午前中だというのに、もうビールを注文していたイタリア人のおじさんもいた。

あとは、発車の時刻まで教会の周囲をぶらぶら。
それにしても、よく丘の上にこんなデカい建物をつくったものだと感心する。一応写真を撮ったけれども、誰が撮っても同じになるので、ネットで探して見てください。

教会の建物よりも気に入ったのが、すがすがしい空気。周囲は自然公園になっているらしく、時間があればハイキングコースをたどって下に戻れるようだ。
そんななかでサッカーに興じる少年たち、写真をとるおばさんの集団、食事をとる家族連れなど、みなさまざまな時間の使い方をしていた。

サッシ駅

スペルガ駅12時30分発の帰りの便に乗車。
18分かけて降りてきた下界は、まだまだ夏の名残で蒸し暑かった。

ちなみに、この路線は火曜日は運休(代行バスが運転される)になるので、ご注意あれ。

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