小樽の今昔写真 1979年8月、1991年4月
小樽というと、北海道では押しも押されもせぬ観光地。
古い建造物や運河が残っていることでも知られている。
とはいうものの、保存建造物は別として町の姿は行くたびに大きく変わっている。
実は、運河の姿もすっかり変わっているのだ。
これが、1979年当時の小樽運河。運河の上にはしけが並んでいるのがわかる。
その後、札幌と小樽を結ぶ道路をつくるために、この運河を埋め立てるという話が起こり、町をあげて賛成・反対の運動が巻き起こったことは、もう地元の人でもないと覚えていないかもしれない。
43.197969,141.003008 (緯度,経度)
結局、運河の一部を埋め立てて道路を広げ、残る運河の反対側で倉庫を整備するということになった。
というわけで、運河沿いに並んでいる倉庫はもう消えてしまったかと思ったら、古い写真の左にある薄紅色の倉庫が、道路沿いに残っていた! その両脇の建物も昔のままのようだ。
たまたまこのストリートビューには映っていないが、このあたりは今では観光客でいっぱいである。
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もう1枚の写真は、それから12年たって訪れたときのもの。
小樽駅前である。
いかにも地方都市という風情が好ましい。バス停でたくさんの人が待っている。
43.198047,140.995402 (緯度,経度)
現在では、道路がかなり拡幅されて、昔の面影はまったくない。
道路沿いの家がすべて取り壊されてしまって、すっきりはしたが、どこかきれいすぎるんじゃないかと思うのは、散歩者のわがままな感覚か。
バス停は立派になって、以前と同じ場所にあるのがわかる。
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