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2014年2月の2件の記事

2014-02-16

『「かど」と「すみ」の違いを言えますか?』 (青春出版社/青春文庫)

ここでちょっとコマーシャル。
私が関わった本が、このたび発売になりました。
先週から店頭に並んでいるかと思います。

編集者との飲み会からできた企画です。
日本語教師をやっていたときに仕入れたネタや、編集者からの提案、独自にうなりながら考えたネタが、全部で70あまり。
タイトル項目のほか、「のぼる」と「あがる」はどう違う? 「自然に」と「ひとりでに」はどう違う? 「あける」と「ひらく」はどう違う? 「いつも」と「つねに」はどう違う? 「機嫌」と「気分」はどう違う? 「内回り」と「外回り」はどうやって区別する? 「うら寂しい」の「うら」って何? なぜ「茶色」はお茶の色じゃないの? などなど、ほとんど全項目が1~2ページずつ、かわいいイラスト中心でわかりやすく楽しく説明しています。

1日=24時間なのに、「1日おきに風呂に入る」と「24時間おきに風呂に入る」はなぜ違うのか。
──これは、われながらよく考えついたネタです。自画自賛。

ことばの本というと、難しい四字熟語の意味を問うてみたり、一生に一度も出会うことのないような訓読みを出題したりと、頑固親父がつくったような本が多いのですが、この本はいつも無意識に使っていることばを再認識して、「へえっ、そうだったんだ」と目のウロコを何枚も落として、頭を柔らかくする本になっております。自画自賛。

どれも、説明は非常に簡潔にしてありますので、すべてを説明しつくしているわけではありません。
例外はありますし、地域や個人個人によって、ことばの意味は少しずつ違ってくるものです。
どうか、「この説明は間違っとる」と腹を立てることなく、「なるほどそういう考え方もあるよな」程度に笑って読んでやってください。言い訳。

ことばって、みんな一家言あって、大変なんですよね。なお、あくまでも「日本語研究会(編)」であって、著者は不詳です(笑)

(発行:青春出版社 青春文庫、日本語研究会(編)、定価:600円+税、初版発行:2014年2月20日、ISBN978-4-413-09590-7)

2014-02-08

三陸縦断の旅11: 八戸市中心部

年内に完結せず、とうとう1月も過ぎてしまった三陸縦断記の続きである。
八戸までやってきたところから再開。
東北新幹線に八戸という駅はあるが、市の中心地はそこから直線距離で5kmほど東にある。
JR八戸線に本八戸という駅があって、そちらのほうが中心地に近い……といっても、そこから中心まではやはり10分以上歩かなくてはならない。
ちなみに、今の八戸駅はかつての尻内駅。今の本八戸駅が八戸駅という名前であった。

八戸市中心部

八戸には何度か来たことがあるが、とても気に入っている。
地方都市の多くが、リトル東京のような町になるか、あるいは道路ばかりが広くて郊外型の店舗しかないがらんとした町になるかのどちらかの道を歩んでいるなかにあって、八戸には独特の文化の香りが感じられるからだ。

しかも、路線バスが各方面にこまめに発着しているのが非常によい。
中心部を走る路線は一方通行もあってやや複雑だが、あちこちに路線図や地図が掲示されていて、旅行者にもわかりやすくなっている。
「路線バスが乗りやすい町はいい町である」──これまであちこちを旅してきた私の結論の一つである。

八戸市中心部

中心部がきちんと栄えていて商店が軒を連ねているのも、もちろんいい。
そして、夜になると飲み屋の数が信じられないほど多いことがわかる。
こんなに店があって、やっていけるのかと思うほどだが、着いた夜に人気の店を訪ねてみると、すでに満員だった。
そこで、ガイドブックやネット情報に頼るのはやめて、時間をかけて嗅覚を最大限にきかせていい店を探すことにした。

八戸市中心部

そうして見つけたのが、繁華街のはずれ、大工町にある「とまい村」という店。
7、8人が座れるカウンターと小上がりがあった(ように記憶している)が、先客は一人のみ。
50歳そこそこと見えるママさんが、にこやかな表情で迎えてくれた。
いかにも常連さんしか来ないような店だが、ずうずうしくカウンターに座って生ビールを注文。一緒になって、テレビでやっている男子フィギュアスケートの世界選手権だかを見ていた。

八戸市中心部


メニューはけっして多くないが、たくさんあったって1回で全部食えるわけないのだから、うまければそれでいい。
刺身からはじまって、あれやこれやと最後は鶏のから揚げまで頼み、途中で来店したもう一人の常連さんも加わり、楽しい会話も肴にして、とても満足したひとときであった。

八戸市中心部


トイレに立ったら、そこにはママさんやお客さんたちで旅行したときの写真や、お客さんどうしのゴルフ大会の写真などが所狭しと貼ってあった。
席にもどって壁を見ると、開店何十周年だか忘れたが、お客さんからのユーモアたっぷりの感謝状が貼ってあるのが目に入った。
こんな出会いがあるから、旅はやめられないのだ。

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