『「かど」と「すみ」の違いを言えますか?』 (青春出版社/青春文庫)
ここでちょっとコマーシャル。
私が関わった本が、このたび発売になりました。
先週から店頭に並んでいるかと思います。
編集者との飲み会からできた企画です。
日本語教師をやっていたときに仕入れたネタや、編集者からの提案、独自にうなりながら考えたネタが、全部で70あまり。
タイトル項目のほか、「のぼる」と「あがる」はどう違う? 「自然に」と「ひとりでに」はどう違う? 「あける」と「ひらく」はどう違う? 「いつも」と「つねに」はどう違う? 「機嫌」と「気分」はどう違う? 「内回り」と「外回り」はどうやって区別する? 「うら寂しい」の「うら」って何? なぜ「茶色」はお茶の色じゃないの? などなど、ほとんど全項目が1~2ページずつ、かわいいイラスト中心でわかりやすく楽しく説明しています。
1日=24時間なのに、「1日おきに風呂に入る」と「24時間おきに風呂に入る」はなぜ違うのか。
──これは、われながらよく考えついたネタです。自画自賛。
ことばの本というと、難しい四字熟語の意味を問うてみたり、一生に一度も出会うことのないような訓読みを出題したりと、頑固親父がつくったような本が多いのですが、この本はいつも無意識に使っていることばを再認識して、「へえっ、そうだったんだ」と目のウロコを何枚も落として、頭を柔らかくする本になっております。自画自賛。
どれも、説明は非常に簡潔にしてありますので、すべてを説明しつくしているわけではありません。
例外はありますし、地域や個人個人によって、ことばの意味は少しずつ違ってくるものです。
どうか、「この説明は間違っとる」と腹を立てることなく、「なるほどそういう考え方もあるよな」程度に笑って読んでやってください。言い訳。
ことばって、みんな一家言あって、大変なんですよね。なお、あくまでも「日本語研究会(編)」であって、著者は不詳です(笑)
(発行:青春出版社 青春文庫、日本語研究会(編)、定価:600円+税、初版発行:2014年2月20日、ISBN978-4-413-09590-7)
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