市谷薬王寺町の路地
極多忙の1か月あまり、ほとんど家を出ることなく、ブログの更新をする暇もなくて失礼しました。
まずは、リハビリついでの1本。
打ち合わせの帰りに、ぶらぶらと歩いているうちに行き当たった市谷薬王寺町の路地から。
5月末であったが、すでに蒸し暑い日であった。
それでも、仕事で煮詰まった頭を冷やすために、大久保通りの脇道を神楽坂に向かっていると、味わい深い階段に行き当たったのである。
一見、階段の上はそのまま民家の敷地に入っていきそうだったが、どうやら路地になっていることがわかった。趣深い路地というのは、たいていが通るのがはばかられるように見えるのだ。
この写真は、階段を上りきって後ろを振り返ったところ。
路地に咲くツツジが美しい。
板張りの塀、凝灰岩のブロック、舗装されていない道に敷かれた石──この石はかつての都電の敷石にも見えるがどうなんだろう──など、パーフェクトとは言えないまでも、路地歩きの心を満たしてくれる素材にあふれている。
自宅を出たら、すぐにこんな路地があるような生活はいいなあ。
住んでいる人にとっては、いろいろと不便があるだろうが、少なくとも子どもの情操面にはプラスになるような気がする。なによりも、飛び出したとたんに車にはねられる心配はないね。
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