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2013-04-02

長崎の路面電車

3月の九州行きの続き。
福岡から「特急かもめ」に乗って4年ぶりの長崎へ。
長崎に行った目的はいくつかあるのだが、その一つがこの路面電車。
とある事情で、写真を撮っておく必要があったのだ。
蛍茶屋

これは、3・4・5系統の終点となっている蛍茶屋。電車はここが終点で、すぐそばに山が迫っているのがわかる。その名の通り、なかなか味わい深い風景である。写真は、2004年に登場した3連接の3000形である。
道路(長崎街道)はこの先、道幅が狭くなって小倉に向かう。そのうち、長崎街道も歩いてみたいなあ。
晴れ男を自認する私だが、なぜかここに来るときはいつも雨である。この日はかろうじて小雨で済んだ。

石橋

次の写真は、5系統の終点石橋付近。大浦天主堂やグラバー邸に向かう観光客が乗る路線である。ここは、終点に近い500mほどが単線になっていて、しかも道路の端を走るものだから、なかなか趣がある。
もっとも、並行する川の工事が行われていて、撮影場所が限られてしまったのは残念であった。

正覚寺下

終点めぐりみたいになってしまったが、これは1・4系統の終点の正覚寺下。観光通り、思案橋といった繁華街を抜けた電車は、まもなくここに到着する。まさに、どん詰まりといった終点の様子だ。
長崎では、こんな古い電車が大切に使われているのがいい感じ。渋い配色もよく似合う。

観光通り

電車の写真ばかりだとオタクだと思われるので(もう手遅れか)、人が入った写真も撮っておいた。
こんなに賑わっていますよという様子である。
観光通りの電停。それにしても、このネーミングはあまりにもストレートだよね。

5000形電車

今回も全線乗って終点も行き尽くしたのだが、写真をすべて出していたらキリがないのでこのへんでおしまいにしよう。
最後に、2011年に登場した5000形電車。3車体の連接車で、よく見るとわかるように台車は両端の2両にしかついていない。最近の路面電車ではよくあるタイプである。

さて、前回来たときには運賃が100円だったのだが、その直後に25年ぶりの値上げがあった。
とはいっても全線均一(乗り換えができる)で120円。まだまだ全国の路面電車で一番安い。
ちなみに、長崎の路面電車は公営ではなく、長崎電気軌道という私企業が経営している。

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著書

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  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
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