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2013-04-17

長崎・とっても不思議な「生目八幡宮」

長崎のことを書いているときりがないのだが、今回はこのあたりで最終回。
長崎駅の北西に位置する天神町の「生目八幡宮」である。「生目」は「いきめ」と読む。

この神社は、昔の浦上街道に面している。……といっても、広い通りを想像してはいけない。このあたりの旧浦上街道は坂道と階段だらけ。階段路地どころか、階段街道なのである。

旧浦上街道

路面電車の走る新しい浦上街道の西側、丘の中腹を上り下りする道である。
車道になっている場所もあるが、ちょうど長崎駅から浦上駅の西側に並行するあたりは、階段があちこちにあって歩行者専用道となっている。

旧浦上街道

しかも、この写真でおわかりのように、じつに生活感のあふれた道であるゆえ、長崎に来るたびに足を向けるのである。
住んでいる人は、どこに行くにもまずは階段を上り下りしなければはじまらないわけで、のんきに散歩している人間はともかく、地元の人はさぞかし大変なことだろう。

生目八幡宮

そんな街道を歩いていると、急な階段の脇に掲げられた「↑生目神社」という看板を見つけた。
いや、前回も見つけたのだが、そのときは疲労困憊だったので、階段を登る体力も気力もなかったのであった。
それが心残りだったので、今回は意を決して登坂いや登段。ひいはあいいながら、鳥居をくぐったのである。

願掛けの紙

小さな小さなお堂に入ると、その内側にはこの写真のような紙が所狭しと貼られていた。
よく見ると、紙には「目 目 目 目……」「め め め め……」とびっしりと書かれており、最後に「目がよくなりますように」「眼病快癒」などと書かれて、住所・氏名が記されている。
そう、願掛けだったのだ。
生目八幡宮は、眼病に効く神社なのだとわかった。あとで調べたところによると、宮崎県にある生目神社がもとのようだ。
なかには、小学生の子が懸命に書いたと思われるものもあった。

生目八幡宮からの眺め

お堂から出て、猫の額ほどの境内に出ると、夕暮れの長崎の町が見渡せた。
車が行き交う道路からわずか数百メートル離れて、ほんの少し丘を登るだけで、こんなひそやかな空間があるとは、まるで白日夢のようであった。

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コメント

そうなんですか。生目神社というのは、私は長崎で初めて耳にしました。
十人町の語源が唐人町というのはありそうですね。
地名や人名って、現在の漢字表記にとらわれていると、語源を誤解することがよくありますし。
それでは、ぜひ長崎再訪を。でも、なぜかイタリアが先になるのはよくわかります(笑)

私の住んでいるところにも生目神社があり、町名(生目町)にもなっています。実際に訪れたことはないのですが。
町名といえば、ずっと前、長崎を訪れた時、十人町を散策し、唐人が転じて十人になったのだろうか、なんて想像したものでした。
毎年、長崎再訪を夢に見ては挫折しています(イタリアより、ずっとずっと近いのに)。

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