渋谷駅周辺あれこれ
九州に行ったときのことをだらだらと書いているうちに、東京では桜が咲いて散り、東横線の渋谷駅が地下化され、下北沢付近の小田急線も地下に潜ってしまった。
そこで、遅ればせながら、渋谷駅とその周辺のことなど。
東横線渋谷駅の雰囲気は独特なものがあったので、以前から撮っておかなくてはと思っていた。
とくに、改札口の外から、行き止まり式のホームに停まっている車両と、雑踏を写しとれればとは考えていたのだが、とうとうそれもできずに廃止を2日後に迎えることになってしまった。
すでに、鉄道ファンのみならず、ごく普通のOLとも見える人たちまで、スマホで撮影しているような状況だった。しかも、夕方だったので乗降客が多く、改札の外からは車両が見えない。
というわけで、撮れたのは上のような写真だけ。
でも、この日が来ることを想定して、2008年にホームで撮っていた写真があった。
それが、この上と下の写真である。
まあ、あの雰囲気がわずかでも残せたのはいいのかなというところだろう。
さて、この東横線の駅の移転だけでなく、渋谷はここ10年で大きく姿を変えようとしている。今の姿を残しておくのは早いほうがいい。
じつは、私が以前から気に入っているのが、渋谷駅の南西側の一角である。
すっかりおしゃれになってしまった渋谷周辺にあって、このあたりはかろうじて昔ながらの泥臭い雰囲気を残している。
いずれ、この一角も、すぐ近くにそびえるセルリアンタワーのような高層ビルになってしまうのかもしれない。
そのときは、先日の東横線渋谷駅のような大騒ぎもなく、ひっそりと姿を消していくことだろう。
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