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著書

  • 『ひたすら眺めていたシベリア鉄道』(私家版)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)

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2012-11-24

世にも奇妙な名鉄西枇杷島駅

下りの新幹線で名古屋を出るとまもなく、車窓の右側に不思議な鉄道施設が見えてくる。
以前から気になっていたのだが、今年の夏、妻の実家である名古屋に向かったついでに立ち寄ってきた。

昼は、親族打ち揃って素敵な和食の店へ。夕食までのしばらくの間、車で家に戻る人びとを見送って、一人で名古屋散歩……いや今回は名鉄乗り歩きに向かったのであった。
「あの婿殿は一人でぶらぶらさせておくのがよい」と理解されていることは喜ばしい限りである。

東海道線の車内から見た西枇杷島駅

さて、まず向かったのは新幹線の車窓から見えていた「不思議なもの」、名鉄名古屋本線の西枇杷島駅である。
上の写真は東海道本線の車内から撮ったもので、新幹線からだともう少し遠くなる。
ホームは極限まで狭く、しかも屋根がない。見るからに奇妙な駅である。

西枇杷島駅

駅の付近は住宅地となっており、西側の東海道新幹線・本線の高架線、東側の国道67号線の高架橋にはさまれて、ここだけが時間のとまったような妙な落ち着きを感じる。

西枇杷島駅

駅に着いて時刻表を見て驚いた。
名古屋本線上にあるから、特急や急行がひっきりなしに通過していくのだが、この駅に停車する列車は、上り下りとも30分に1本しかないのである。

西枇杷島駅

列車の到着時間が近づくまで、乗客は駅舎内に待機。そして、駅員の指示があってはじめて、構内踏切を渡ってホームに向かう。
ま、そりゃあそうだろう。あんな狭いホームに立っていて、猛スピードで特急が通過していったら、命がいくつあっても足りない。

西枇杷島駅

この写真は、駅の西側から見たところ。こうして改めて見ると、限りなくホームが狭いことがわかる。
このホームの奥が名古屋方面、手前が岐阜、弥富方面である。東海道線と直角に交差しているので、JRを基準に考えていると、どっちが名古屋行きなのか迷ってしまう。

西枇杷島駅

しばらく西枇杷島駅の撮影を楽しんだのち、いよいよ乗車することにした。
まだ夕刻までには時間があったので、名古屋駅に戻らずに反対方面へ。
どこまで乗るというあてもなく、ホームに立った私である。
ちょうど先客がいたので、ホームの狭さを実感していただくために1枚撮影したのが、上の写真。
奥に見えるのが東海道本線・新幹線の高架橋である。

西枇杷島駅

やってきたのは津島線の佐屋行き。
安全のために黄色い線の内側に下がりすぎると、反対側の線路に落ちてしまうことがよくわかる。
あまりに安全を意識しすぎると、かえってリスクを負ってしまうという、教訓的な光景である。

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