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著書

  • 『ひたすら眺めていたシベリア鉄道』(私家版)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)

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2012-06-07

京都・下京区新釜座町あたり(下)

さて、前回書いたところまでは表通りである四条通から眺めることができた。
でも、その先は行き止まりになっていると思っていた。
しかし今回、意を決して突き当たりまで進んでみると、道は右折して先に続いていたのだった。

新釜座町の路地

路地──京都ではロージというらしいが、そのロージが鉤の手に曲がっていたのである。
そして、右折して30mほど進むと、今度は左折。
左右の家並みのなかには、木版画や布地をひっそりと扱っている店もあった。

仁丹の住居表示

左折すると町名は新釜座町から矢田町へと変わる。
古壁に打ちつけてある、年季もののホーローの住居表示もいい感じ。
仁丹の広告付きである。

綾小路通側から見た路地

そして数十メートルほど進むと、路地は綾小路通に出る。
「小路」と「通」じゃ、重複しているように思えるが、ここは京都である。それなりの立派な理屈があるに違いない。

こうして、約15分ほどの小さな旅は終わった。
急げば2、3分で通り抜けられる路地であるが、ひめやかでしみじみとした風情に満ちている。
祇園のあたりならいざ知らず、この付近では珍しいのではないか。

重要文化財杉本家住宅

そして、綾小路通に出た角にあった立派な家は、京都市の重要文化財である杉本家住宅だと知った。
かつては呉服屋を営んでいたそうで、現在は保存会が公益財団法人となって家屋や庭の保存活動をしているという。

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