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2012-06-18

モンブランのふもと: 意外に素朴なクールマイヨール

13日夜に出発するはずの便が半日遅れて翌日の昼になったとか、おかげでディズニーランドそばの東京ベイヒルトンに夜中の2時ごろに連れて行かれたとか、振り替えになった翌日の午前便に危うく乗り遅れそうになったとか、今回の旅行は冒頭からあわただしい展開になったが、それを書いていたらいつまでも始まりそうにない。

クールマイヨールから見たモンブラン

そうした雑事は総集編にまとめるとして、まずは15日夜から17日朝まで滞在していたクールマイヨール(Courmayeur)から。イタリア北西部、アオスタ谷州(Valle d'Aosta)のさらに北西端にあり、名峰モンブラン(イタリア名・モンテビアンコ)をはさんでフランスと国境を接している。

国境の長大なモンブラントンネルを抜けて、シャモニーからクールマイヨールに入ると、そこは思いの外、落ち着いた町であった。国境の反対側にあるシャモニーの俗っぽさと比較すると意外なほど控えめである。

クールマイヨールの町

まあ、ハイシーズンの冬になると、ここも大賑わいになるのだろう。私は、この町に2泊して、ぶらぶらと近所の町をめぐることにしたのである。
 それにしても、町歩きを第一とする私だが、さすがにここから見えるモンブランには、懲りずに何度もカメラを向けてしまった。同じ町なかからも、ちょっと場所や時間を変えるだけで、いろいろな表情をみせてくれるからである。

ドロンヌ地区

さて、素朴な観光地のクールマイヨールだが、やはりここにも旧市街があった。川の対岸にあるドロンヌ(Dolonne)地区である。

イタリア語ならばドロンネとなるのだろうが、このあたりの地名はフランス語である。ホテルの人は、普段からイタリア語とフランス語とプロバンス語(南仏の言葉)を話しているといっていた。

ほぼ真夏といってよいほどの日射しを浴びながら、川をはさんで上り下り。旧市街の狭い道には犬とネコと、そしてときおり人が通り過ぎていった。

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イタリアの旅 北から南まで」カテゴリの記事

コメント

JALのマイレージだったもので、パリinパリoutなんです。マイレージとはいっても、燃料サーチャージをたっぷり取られましたが。
もたもたプログを進めないうちに、アブルッツォにやってきています。こちらも高原なので、平地では35度を越える暑さも、多少は過ごしやすくなっています。

ジュネーブ経由でイタリア入りでしょうか。
6月にヨーロッパの山岳地帯を旅できるなんて、うらやましい。
街歩きと猫の写真、楽しみにしています。

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著書

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  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
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