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2011-09-11

日暮里・諏方神社 露店と里神楽

8月28、29日に日暮里の諏方(すわ)神社で祭礼があった。
13世紀に信州の諏訪神社から勧請されたものだそうだが、昔からの慣例で諏方神社と表記されている。
家から歩いて行ける距離なので、所用のあとで妻と露店めぐりをした。

諏方神社の露店

最初のうちは、「祭りの露店など、別に珍しくもないだろう」と思っていたが、神社に通じる狭い道を歩いていくうちに、だんだんと気分が高揚してきた。
いつもは静かな道の片側にずらりと露店が並び、人でごったがえしているのだ。

諏方神社の露店

だが、それは単なる導入部に過ぎなかった。
諏方神社の境内には、露店がそれこそ所狭しと並んでいて、露店をめぐる道は迷路のように枝分かれしているではないか。
そこには、食い物屋や金魚すくいだけでなく、射的や輪投げまである。
上の写真が射的の露店。子どもよりも、お父さんのほうが真剣な表情だ。

諏方神社の露店

そして、これが輪投げ。
神社というと、この近辺では坂を下った先にある根津神社が有名だが、あちらの祭りで見た露店よりも、どこか猥雑な感じがしてよろしい。
ふだん見る神社の様子も、朱塗りの大きな建物が並ぶ根津神社とくらべて、ずっとこぢんまりとしており、どこか古代の神社の姿を残しているように見える。そして、その分だけ、プリミティブな力を感じるのだ。

諏方神社の露店

さして広くない境内に、よくもこれだけの露店が入ったものだと驚いた。
この写真は、一心不乱にあんず飴をつくるおばちゃん。
「街の風物詩」と自分で書いているところがおかしい。
そういうことって、見る立場の人間が使う表現のような気がするが。

奉納演芸

そろそろ帰ろうかと思っていたら、テケテケテケテケ、スットントンと太鼓の音が聞こえた。
神楽殿で奉納演芸がはじまったのである。
狐の面を付けた演者と、ひょっとこに似た面の演者とのユーモラスな掛け合いである。

バックの帳を見ると、「松本源之助」と記されている。
家に帰って検索したら、あった。
松本源之助社中は、国の重要無形民俗文化財で、松本氏は江戸里神楽土師流家元。今の源之助氏は四代目のようである。
プロフィールと芸歴がなかなかユニークである。
海外公演も各地でやっているようだが、スペインのセビリア万博日本館のオープニングセレモニーに出たというのが目を引く。スペイン人の反応を見たかった。

さて、今年の日暮里諏方神社の祭りは、3年に一度の本祭だったそうだが、本社みこしの渡御は自粛だとか。自粛して震災の復興が進むのなら話は別だが、こういうときこそ景気よく神事をしたほうがいいのではないかと思う。

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