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2011-09-14

ひたちなか海浜鉄道・全線復旧の日

前回に続いて那珂湊の町歩きを書こうと思ったが、その前に、7月23日、ひたちなか海浜鉄道を再訪したときの話から。
今回は、まるで鉄道マニアのように、鉄道写真ばかりである。

23日は、地震で最後まで不通になっていた区間が復旧し、全線が開通した日であった。
当日は、国鉄色のディーゼルカーが走るということを確認しての訪問である。

中根付近の田んぼを行く2両編成

これで、仕事の写真も文句なし、と思ったのだが天気がいま一つ。
前回のような青空のもとで撮れればよかったのだが、まあそれはしかたがない。
まずは、中根付近の青々とした田んぼを行く2両編成を撮影した。
左に雑木林をちらりと入れたのがミソである。

ちなみに、全線開通の祝賀行事は翌週の30日にあったらしい。
23日当日は、那珂湊駅構内でささやかな飾りつけや物品販売があった。

阿字ヶ浦駅

そして、那珂湊を経由して、終点の阿字ヶ浦に。
この駅に列車が乗り入れたのは、震災の日から3カ月ぶりということになる。
もっとも、私にとっては、この駅に降りたのは30年ぶりである。

当日は1日乗り放題の乗車券を買ったのだが、そのまま阿字ヶ浦から那珂湊まで折り返すのもつまらない。
ということで、隣の磯崎駅まで歩くことにした。この区間は数百メートルだから、たいしたことはない。
ところが、途中から予想外の雨。
「東京はカンカン照りの快晴で暑い」という友人のツイッターを読みながら、じめじめした湿気と雨のなかを歩いた私である。

磯崎駅

この写真は磯崎駅に到着する下り列車。

ところで、この道中、家々を囲むブロック塀の最上部が、揃って壊れていることに気がついた。
一瞬、「なぜ、みんな揃ってブロック塀の工事しているんだろう?」と思ったが、当然ながらこれも地震の被害である。

ブロック塀全体が倒れることはなかったようだが、鉄筋の入っていない最上部の飾り部分が壊れてしまったのだ。

磯崎~平磯間にて

そして、磯崎駅に到着。
「ここまで来たら、もう一駅歩くか」と思ったのが大間違いだった。
ここは、駅間が4キロあまり。家並みも途切れて、周囲は田畑が広がる。
ときおり照りつける真夏の太陽のもと、平磯駅まで1時間近くかけて歩いたのであった。

ちなみに、高校時代に訪れた湊線の写真は こちら

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コメント

涼しい季節だったらよかったんですが、暑くて死ぬほどじめじめした日でした。

磯崎・平磯間は、距離があってさえぎるものはない、歩いたら結構きついと思います。
おつかれさまでした。
(吉田)

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著書

  • 辞書には載っていない⁉ 日本語[ペンネーム](青春出版社)
  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
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