ひたちなか海浜鉄道・全線復旧の日
前回に続いて那珂湊の町歩きを書こうと思ったが、その前に、7月23日、ひたちなか海浜鉄道を再訪したときの話から。
今回は、まるで鉄道マニアのように、鉄道写真ばかりである。
23日は、地震で最後まで不通になっていた区間が復旧し、全線が開通した日であった。
当日は、国鉄色のディーゼルカーが走るということを確認しての訪問である。
これで、仕事の写真も文句なし、と思ったのだが天気がいま一つ。
前回のような青空のもとで撮れればよかったのだが、まあそれはしかたがない。
まずは、中根付近の青々とした田んぼを行く2両編成を撮影した。
左に雑木林をちらりと入れたのがミソである。
ちなみに、全線開通の祝賀行事は翌週の30日にあったらしい。
23日当日は、那珂湊駅構内でささやかな飾りつけや物品販売があった。
そして、那珂湊を経由して、終点の阿字ヶ浦に。
この駅に列車が乗り入れたのは、震災の日から3カ月ぶりということになる。
もっとも、私にとっては、この駅に降りたのは30年ぶりである。
当日は1日乗り放題の乗車券を買ったのだが、そのまま阿字ヶ浦から那珂湊まで折り返すのもつまらない。
ということで、隣の磯崎駅まで歩くことにした。この区間は数百メートルだから、たいしたことはない。
ところが、途中から予想外の雨。
「東京はカンカン照りの快晴で暑い」という友人のツイッターを読みながら、じめじめした湿気と雨のなかを歩いた私である。
この写真は磯崎駅に到着する下り列車。
ところで、この道中、家々を囲むブロック塀の最上部が、揃って壊れていることに気がついた。
一瞬、「なぜ、みんな揃ってブロック塀の工事しているんだろう?」と思ったが、当然ながらこれも地震の被害である。
ブロック塀全体が倒れることはなかったようだが、鉄筋の入っていない最上部の飾り部分が壊れてしまったのだ。
そして、磯崎駅に到着。
「ここまで来たら、もう一駅歩くか」と思ったのが大間違いだった。
ここは、駅間が4キロあまり。家並みも途切れて、周囲は田畑が広がる。
ときおり照りつける真夏の太陽のもと、平磯駅まで1時間近くかけて歩いたのであった。
ちなみに、高校時代に訪れた湊線の写真は こちら
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涼しい季節だったらよかったんですが、暑くて死ぬほどじめじめした日でした。
投稿: 駄菓子 | 2011-09-16 01:39
磯崎・平磯間は、距離があってさえぎるものはない、歩いたら結構きついと思います。
おつかれさまでした。
(吉田)
投稿: ひたちなか海浜鉄道 | 2011-09-15 16:05