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2011年4月の7件の記事

2011-04-30

パンダ印のイタリアワイン

きょう、知人宅でのホームパーティー。
そこである人が手土産に持ってきたワインにびっくり。

パンダ印のイタリアワイン

ラベル(エチケット)にかわいい2頭のパンダのイラスト。
それでいて、れっきとしたMontepulciano d'Abruzzo(モンテプルチャーノ・ダブルッツォ)。
もう、この時点でかなりまわっていたので、裏に書かれた小さな字の能書きを読むことはできず。
味は、ちゃんとした美味しいモンテプルチャーノ・ダブルッツォでした。

(追伸)
パーティー参加者から、「パンダのしっぽは白いのでは?」という疑問が発せられました。
確かにこのラベルでは黒い。真相やいかに? 調べればすぐにわかるだろうけどね。

2011-04-19

イタリアのミネラルウオーター自販機

イタリアでは、コーヒー(もちろんエスプレッソ)もミネラルウォーターも、町なかにあるバールやスーパーで買うのが一般的。
でも、ここに来て飲み物の自動販売機をよく見かけるようになった。
といっても、そのほとんどは駅のホームにあるものだ。
日本と違って、町なかで自販機を見かけることはない。

そんななか、今回の旅行でおもしろいものを見つけた。
トスカーナ州の内陸にある丘上都市アンギアーリの町はずれで出合ったミネラルウオーターの自動販売機である。

ミネラルウオーター自販機

ミネラルウオーターの自販機といっても、ペットボトルごとボトッと出てくるわけではない。
手持ちのボトルをセットしてお金を入れると、水がジャージャー出てくるのである。
料金は2リットルで5チェンテージミ、つまり0.05ユーロである。日本円にすれば6円ほど。安い。
機械の左上に町のマークが貼ってあるから、公営のものなんだろうか。
山から引いてきた水を売っているようだ。

ミネラルウオーター自販機

おもしろいので、私もやってみようかと思って並んだら、順番を譲ってくれた。
みんな、2リットルのペットボトルを半ダースか1ダース、車に積んで持ってきていた。
私は500ccのペットボトルしか持っていなかったので、もったいなかったが、それでもバールで買うと1ユーロするので、ずっと安い。

ボトルをセットする口は2つあって、右側のFRIZZANTE(フリッザンテ)というのがガス(炭酸)入り、左側のNATURALE(ナトゥラーレ)というのがガスなしである。

南部の山の中にある田舎町に行ったときは、山から引いた水をタダで汲めたが、まあ2リットル6円ならばタダ同然に近い。

2011-04-18

ミラノ中央駅の特等席

イタリアのターミナル駅で印象的なところはと聞かれて、ローマ・テルミニ駅とミラノ中央駅を挙げる人は多いだろう。
もちろん、ナポリ中央駅、ジェノバ・ブリーニョレ駅など、名高い駅はいくつもあるけれど、この2つはやっぱり別格である。

ミラノ中央駅は、空港からのバスも発着するので、北部を巡るときはいつも利用しているのだが、ずっと工事中だったこともあって、腰を据えて眺めてみたことがなかった。

ミラノ中央駅正面

そこで、今回は改めてじっくりと見てみようと思ったわけである。
上の写真が駅の正面。
ちなみに、右の男性はわざと入れたんだよ。
だって、この人が入っていなければ、平凡な写真になってしまうでしょ。

ミラノ中央駅正面入口

そして、これが玄関を入ったところの入口。
重々しいこと限りない。

でも、改装とともに壁の汚れが落とされ、照明も明るくなった(たぶん)なので、ずいぶんイメージが変わった。

以前にくらべて売店も増えて、列車待ちの時間が少しは退屈でなくなった。

そして、欧米の鉄道では当たり前なのだが、ホームには自由に出入りできる。
改札がないのだ。

10年ほど前に行ったときは、警備のためか、ホームに出るあたりに係員が立っていて、切符を持っているかどうかチェックをしていたが、それもなくなったようだ。

ミラノ中央駅

そして今回見つけた鉄道ファンのための絶好のアングルがこの写真。
ホームを見渡せる2階の部分にバール(喫茶店)ができて、ゆったりと座ってコーヒーや軽食をとりながら、列車を眺めることができるのだ!
まさに、鉄道ファンのための特等席である。

ミラノ中央駅

もっとも、この国にはそれほど鉄道好きは多くないようで、カメラを持って撮りまくっている人はほとんど見ない。
このときは、私の前に1人だけ、旅行者らしき男性が撮っているのを見ただけだった。
それにしても、改装によって自然光が以前よりもうまく取り入れられ、ドーム構造の駅はいっそう見栄えがするようになった。

ミラノ中央駅


バールはこんな感じ。
町のバールにくらべて割高なのは仕方がないが、この眺望を考えればけっして高くない。
仕切りは透明なアクリルの板なので、すっきりと駅が一望できる。
しかも、この仕切りは1メートル50センチくらいの高さなので、カメラをそのうえから出して撮ることができる。

ただ、前にも書いたことがあるが、イタリアでは勝手に列車や駅の写真を撮ってはいけないという法律がある。
にもかかわらず、なぜか鉄道の雑誌も何誌か発行されているので、法律は有名無実である。たぶん。

1985年のミラノ中央駅

そして、最後の写真は今から25年前、1985年のミラノ中央駅。上の写真とは反対向きに、ホームから出入口方向を撮ったものだ。

ミラノ中央駅を舞台にした映画といえば思い出すのが、ヴィットリオ・デ・シーカの「ひまわり」。マルチェッロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンの別れの場面に二度登場する。
最初はマルチェッロ・マストロヤンニの出征、もう一回は最後の別離の場面である。
ああ、思い出したら、目の裏が湿っぽくなってきた。


2011-04-15

ニフティ25周年「あのログイン画面」が再現

ニフティがサービス開始25周年なんだとか。
それを記念して、特設サイトが設けられている。
なかでも、懐かしいのがこの画面。

NIFTY-Serveのログイン画面

パソコン通信「NIFTY-Serve」のログイン画面である。
何百回、何千回とこの画面を見たことだろうか。
接続料金が月に2万円以上にもなってあせったこともあった。

でも、フォーラムのイタリア部屋、通称「伊組」を知ったおかげで、いまでもやりとりしているイタリア仲間ができた。
当時の日本では、ようやくイタリアへの興味が盛り上がろうとしていたころ。
しかも、パソコンを扱っている人だけがアクセスするわけだから、おのずと似たようなマニアックな人が集まったっけ。

オフ会にも出席しました。
牧歌的な時代でした。

2011-04-10

春まだ浅き武蔵野線

隔月刊ムック「鉄道を撮る」(コスミック出版)が4月10日に発売となった。
今回のテーマは『武蔵野線徹底攻略』である。

貨物列車のファンが多い武蔵野線だが、私は旅客電車の担当。
初回の撮影に出かけたのが3月10日で、その後2、3日連続で写しにいってまとめようとしていた。
すると、なんと翌日に大震災。

武蔵野線EF64 1000番台

もしや発売日が延びるのかと思って14日(月曜日)の朝に編集部に問い合わせると、「予定通り」との編集長の返事。
とはいえ、その日は全列車運休。2割運転となった15日から、撮影を再開することにした。
この2枚の写真は、東浦和駅の東側に広がる見沼田んぼにて。

「こんなことをしている場合じゃないんだが」と思いながら、周囲の目を気にしながら撮影におもむいた。

武蔵野線205系電車

「そういえば、10日に撮影したときには、小さな鉄橋のほとりで釣りをしている人がいたっけ。こんなときには釣りなんかしていないだろうな」と思って歩いていくと、3人ほどがいた。
いろいろな意味でほっとした私である。

1枚目の写真は、EF64 1000番台(1016号機)の単機回送。手前のこぶしの花は、まだ咲きはじめたばかりだった。2枚目の写真は、205系電車である。どちらも、3月17日撮影。

2011-04-07

本郷・浄心寺の布袋さんと桜

久しぶりにカメラを持って東京散歩、といいたいところだが、所用の帰りに、家の近くで撮った写真。
本郷・向丘にある浄心寺である。

浄心寺

ご覧のように、桜がほぼ満開に近くなっている。
もっとも、初めて来た人は寺の前にある布袋さんにどうしても目が行くことだろう。
私もバスのなかから初めてみたときは、かなり驚いた。

寺は本郷通りに面しており、ちょうど向丘一丁目のバス停が真ん前にあるもんだから、乗客はしげしげと見入ることになる。

浄心寺

布袋さんは比較的最近になって塗り直したので、まだ色鮮やか。
桜に囲まれてうれしそうである。
今年は花見も今一つ盛り上がらなかったが、ここ2、3日はだいぶ人が出てきたようだ。

2011-04-04

カルペ・ディエム(今日を摘め)

「Carpe Diem」(カルペ・ディエム)というのは、古代ローマの詩人ホラティウスのことばだ。
ラテン語で、Diemは1日、2日というときの「日」の対格(目的語)、Carpeは花を「摘む」というときに使う動詞の命令形である。

まあ、そんな文法的なことはさておき、「その日を摘め」「その日の花を摘め」などと訳されているこのことばは好きである。
「今だけを楽しめばいい」という刹那主義に解されていることもあるが、そうじゃないと思う。

モーデナのカフェ・カルペ・ディエム

過ぎ去った昨日のことを悔やんでは落ち込んでいたり、まだ来ない明日のことを思い悩んではうつうつとしたりしているよりは、今をしっかりと楽しんで生きることは、何よりも大切だ。
なんてことを久しぶりに文学青年気取りで思うのも、震災や原発のことが心の底にわだかまっているからに違いない。

さて、上の写真は、イタリアのモーデナで見た「カフェ・カルペ・ディエム」という名前のバール。撮ったのは震災の2週間ほど前のことである。

モーデナのカフェ・カルペ・ディエム

外から見る限り、そんなインテリ臭い名前とは似つかわしくない、ごく普通のバールである。
ごく普通にショーウィンドーがあって、ごく普通に飲み物の冷蔵庫がある。

「さすがイタリア。さすがモーデナ。こんな店に、こんな名前を付けている」
近くに大学があることも関係しているのかもしれない。
日本でいえば、さしずめ……と書こうとしてキーボードが止まった。思い浮かばない。

「喫茶 生きとし生けるもの」 ちょっとクサいなあ。
「喫茶 諸行無常」 まあまあかな。実際にありそうだし。
「喫茶 野守は見ずや君が袖振る」 個人的には好きだけど。

というわけで、何かいい例があったらコメントしてください。

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