南海汐見橋線(その3・終)西天下茶屋駅
木津川の次の次が西天下茶屋駅。
ここは、周囲の町も、駅自体も、なかなか味わい深いところである。
まず、この下りホーム側にある駅舎。
まるでガウディが設計したのかと見紛うばかり(言い過ぎ?)
屋根や窓の幾何学的な構成が美しい。
次の写真は、駅舎を線路側から見たところ。これまたいい感じ。
上下それぞれ30分に1本しか列車がやってこず、1本の列車で数人しか乗り降りしない駅には、もったいないくらいの贅沢なつくりである。
そして、こちらは汐見橋に向かう上り列車のホームへの入口である。
駅自体もさることながら、付近の町の雰囲気もまたいい。
とくに、この角の家はなんだ。三角形の敷地に木造の家屋が建っている。
天ぷらだったかどうか忘れたが、何を食べ物をつくって売っている店だった。
店のおばちゃんと、客である近所のおばちゃんが、楽しそうに話していたのが印象的である。
そして、改めて踏切から駅を見ると、この雑草の生えっぷりがいい。
最近は路面電車で道路に芝生を敷きつめる「芝生軌道」が注目されているが、これは「雑草軌道」である。
エコなのかも。
駅のベンチがまたいい。
日の光を浴びて、思わずうたたねしたくなる……と言いたいところだが、この日は最高気温が35度超。
下手にうたたねすると、熱中症になりかねないところであった。
« 南海汐見橋線(その2)真夏の白日夢・木津川駅 | トップページ | 夕日に輝くアサヒビール本社ビルに映るスカイツリー »
「ニッポンぶらぶら歩き(東京、沖縄以外)」カテゴリの記事
- 高島屋史料館の「ジャッカ・ドフニ」展とゲンダーヌさんの思い出(2024.08.24)
- 夕刻に訪れた伊予長浜 瑞龍寺(2023.08.27)
- 予讃線(海線)に乗って伊予長浜へ(2023.08.14)
- 豪壮な家並みが残る内子の町(2023.08.08)
- 松山市内で乗り物三昧とぶらぶら散歩(2023.08.03)
「鉄道、乗り物」カテゴリの記事
- 夕暮れのロッサーノ・カラブロ(2024.08.26)
- 800体のしゃれこうべが眠る平和な保養地オートラント(2024.05.12)
- 尖塔そびえる静かな田舎町ソレート(2024.04.30)
- 陽光ふりそそぐガッリーポリ(2024.04.29)
- 明るく近代的に変身したバーリ駅(2024.02.13)
« 南海汐見橋線(その2)真夏の白日夢・木津川駅 | トップページ | 夕日に輝くアサヒビール本社ビルに映るスカイツリー »
コメント