黒姫高原散策
野尻湖の花火を見た翌日は、同じ長野県信濃町に属する黒姫高原を散策した。
ここには、癒しの森といって、野尻湖畔や黒姫高原の森を歩くコースがいくつか設定されている。
町には森林カウンセラーやアロマセラビストの資格を持った人も多く、都会生活に疲れた人間が心を癒しにくるための施設が整っている……というわけで前回は取材の仕事でやってきたわけだ。
この写真は、黒姫高原を走る路線バスのバス停。
バスは、1時間に1本くらいやってくる。乗りたかったけど、宿の人に送り迎えをしてもらったので、乗る機会がなかった。
春にきたときは、野尻湖畔のコースを地元の人に引率されて、数人のグループに分かれてのんびりと歩いたのが印象的だった。
最近では「癒し」ということばが氾濫して食傷気味なのだが、ここの森は本物である。
今回は、ミヒャエル・エンデや松谷みよ子をはじめ、多くの童話作家の貴重な資料を集めた黒姫童話館をスタートして、近くの御鹿池をまわってくる超初級コースを歩いてきた。
高低差も少なく、誰でも歩けるのがいいところ。
35度にも達する東京や長野市内とは別天地で、フィトンチットに触れてきた。
これでまた、2、3カ月分ほどの仕事を片づける気力が湧いてきた……ような気がした。
昼すぎに宿の人に駅まで送ってもらい、そこで春の仕事で世話になった役場の人と再会。
信濃町役場の若きエースである。
今度は、彼の車でおすすめのそば屋へ。
地元産のキノコの天ぷらやわかさぎ(もちろん冷凍ものだがウマかった)のフライをおつまみに、高原で味わう地ビールとそばはなかなかだった。
食べるのに夢中で、写真を撮るのを忘れた……。
そして、店内にある即売所でトマトやらキノコやらを、しこたま買い込んだ我々であった。
« 野尻湖の花火大会 | トップページ | 長野で小田急ロマンスカー、日比谷線電車と再会 »
「ニッポン旅ごころ(東京、沖縄以外)」カテゴリの記事
- 道路が拡幅されて──『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』から(4)(2019.11.03)
- 宿場町の面影──『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』から(3)(2019.10.26)
- 消えた水辺──『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』から(2)(2019.10.24)
- 新しい道ができていた──『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』から(1)(2019.10.20)
- 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』上梓!(2019.09.28)
コメント