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2010-08-21

長野で小田急ロマンスカー、日比谷線電車と再会

黒姫高原からの帰り道、同伴者が「小布施にも行ってみたい」と言い出した。
長野駅からは運よく、1時間に1本ほどの長野電鉄の特急電車に間にあった。
それが、つい最近まで東京の小田急電鉄で活躍していたロマンスカーHiSE車である。
下の写真の左側の車両。小田急のときより、ちょっと短いけどね。

長野電鉄の特急車両

特急料金は100円。残念ながら須坂止まりで、そこからは長野電鉄オリジナル2000形の特急に乗り換えなくてはならなかった。
もっとも、こちらは旧・成田エクスプレス車両の導入にともなって廃車が予想されるので、お名残乗車という意味では大きな意味がある。
しかも、上の写真のように旧塗装になっていたとは知らなかった。

村上橋

3時ごろの中途半端な時間を走るロマンスカーはがらがらだったので、先頭部に乗車。
りんご畑やぶどう畑の眺めを堪能した。

途中、架け替えられたばかりの村上橋梁も通過。
2枚目の写真である。
以前よりずっとモダンになったが、それでも鉄道と道路が一体化した橋が維持されたのはうれしい。

旧・日比谷線車両とのすれ違い

そして、次の写真は、旧・地下鉄日比谷線の車両とのすれ違い。
東京では別々の路線で活躍していた電車が、長野で同じ線路の上を走るのもおもしろいものである。

そして、最後にもう1枚。小布施駅のホームにあった表示板だ。

小布施駅の表示板

信州中野の「州」が、俗字なのか別字なのか、浅学なもので、はじめて目にした字である。

ところで、小布施にはじめて足を運んだのは、今から20年以上も前のこと。
古い町並みと北斎の絵があるというので、何かのついでに立ち寄ったのだった。

その後、町おこしが盛んになって、すっかり町は見違えるようになった。
なにしろ観光バスで乗り付けるようになったのだから、以前のさびれた町を知っている身としては驚きである。

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コメント

飯坂線は、途中から道路の端を走る感じで、路面電車的な情緒も味わえていいですね。
かつては西武の車両、今は東急の車両を使っていたことは知っていますが、井の頭線の車両も使っていましたか。
最近は、電化された中小私鉄のほとんどが、大手私鉄のお古を走らせているようですね。情緒がないような気もしますが、それがいいという人もいるようです。

四半世紀前、東京から福島県福島市に引っ越しました。
福島市に引っ越しをした直後、近くの飯坂温泉に行こうと、福島交通飯坂線の電車に乗ったら、東京で乗り慣れていた井の頭線の車両と全く同じ!
車内は東京、車窓の外は福島・・・「ここはどこ??」という不思議な感覚が忘れられません。

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著書

  • 辞書には載っていない⁉ 日本語[ペンネーム](青春出版社)
  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
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