長野で小田急ロマンスカー、日比谷線電車と再会
黒姫高原からの帰り道、同伴者が「小布施にも行ってみたい」と言い出した。
長野駅からは運よく、1時間に1本ほどの長野電鉄の特急電車に間にあった。
それが、つい最近まで東京の小田急電鉄で活躍していたロマンスカーHiSE車である。
下の写真の左側の車両。小田急のときより、ちょっと短いけどね。
特急料金は100円。残念ながら須坂止まりで、そこからは長野電鉄オリジナル2000形の特急に乗り換えなくてはならなかった。
もっとも、こちらは旧・成田エクスプレス車両の導入にともなって廃車が予想されるので、お名残乗車という意味では大きな意味がある。
しかも、上の写真のように旧塗装になっていたとは知らなかった。
3時ごろの中途半端な時間を走るロマンスカーはがらがらだったので、先頭部に乗車。
りんご畑やぶどう畑の眺めを堪能した。
途中、架け替えられたばかりの村上橋梁も通過。
2枚目の写真である。
以前よりずっとモダンになったが、それでも鉄道と道路が一体化した橋が維持されたのはうれしい。
そして、次の写真は、旧・地下鉄日比谷線の車両とのすれ違い。
東京では別々の路線で活躍していた電車が、長野で同じ線路の上を走るのもおもしろいものである。
そして、最後にもう1枚。小布施駅のホームにあった表示板だ。
信州中野の「州」が、俗字なのか別字なのか、浅学なもので、はじめて目にした字である。
ところで、小布施にはじめて足を運んだのは、今から20年以上も前のこと。
古い町並みと北斎の絵があるというので、何かのついでに立ち寄ったのだった。
その後、町おこしが盛んになって、すっかり町は見違えるようになった。
なにしろ観光バスで乗り付けるようになったのだから、以前のさびれた町を知っている身としては驚きである。
« 黒姫高原散策 | トップページ | バンコク:フアランポーン駅 1989年 »
「ニッポンぶらぶら歩き(東京、沖縄以外)」カテゴリの記事
- 高島屋史料館の「ジャッカ・ドフニ」展とゲンダーヌさんの思い出(2024.08.24)
- 夕刻に訪れた伊予長浜 瑞龍寺(2023.08.27)
- 予讃線(海線)に乗って伊予長浜へ(2023.08.14)
- 豪壮な家並みが残る内子の町(2023.08.08)
- 松山市内で乗り物三昧とぶらぶら散歩(2023.08.03)
「鉄道、乗り物」カテゴリの記事
- 夕暮れのロッサーノ・カラブロ(2024.08.26)
- 800体のしゃれこうべが眠る平和な保養地オートラント(2024.05.12)
- 尖塔そびえる静かな田舎町ソレート(2024.04.30)
- 陽光ふりそそぐガッリーポリ(2024.04.29)
- 明るく近代的に変身したバーリ駅(2024.02.13)
飯坂線は、途中から道路の端を走る感じで、路面電車的な情緒も味わえていいですね。
かつては西武の車両、今は東急の車両を使っていたことは知っていますが、井の頭線の車両も使っていましたか。
最近は、電化された中小私鉄のほとんどが、大手私鉄のお古を走らせているようですね。情緒がないような気もしますが、それがいいという人もいるようです。
投稿: 駄菓子 | 2010-08-24 00:32
四半世紀前、東京から福島県福島市に引っ越しました。
福島市に引っ越しをした直後、近くの飯坂温泉に行こうと、福島交通飯坂線の電車に乗ったら、東京で乗り慣れていた井の頭線の車両と全く同じ!
車内は東京、車窓の外は福島・・・「ここはどこ??」という不思議な感覚が忘れられません。
投稿: ike | 2010-08-23 00:31