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2010-02-20

広野駅あたり

帰りの広野駅で特急スーパーひたちを待つ間、駅の周辺を散歩してみた。
このあたりは陸前浜街道が通っているはずだと思っていたのだが、あとで調べてみたら街道は線路よりも海寄りを通っていたらしい。

広野駅あたり

それでも、なかなか味わいの深い家々が並んでいる。
上の写真の中央は魚屋。品数は多くはなかったが、見るからに新鮮そうな魚が売られていて、夕食前ということもあってか、近所の人たちが次々に訪れていた。
その右にある家は、2階の窓を埋めてしまったのか、不思議な面相である。

広野駅あたり

この家は、2階の窓といい、左右の縁の具合といい、なんとなくアールデコ調のしゃれた家である。
かつては何かの商売を営んでいたのだろう。写真屋か、美容院か。

広野駅あたり

車庫の向こうに草原が見える風景のというのも趣深いものである。
すぐそばは常磐線の線路。
カメラを構えていたら、ちょうど向こうから人影が現われた。やっぱり、こういう写真は人が入っているほうがいい。
しかも、人を狙って写すのはちょっと気が引けるが、構えていたところに相手が出てきたときには、心おきなくシャッターを切れるというものである。

広野駅あたり

この道は国道6号線から分かれて、広野の駅前を通過している。
というよりは、現在の国道6号線はバイパスを走っているというべきか。
いずれにしても、商店街というには店の数も少なく、寒風が身に沁みた。
あとでわかったのだが、駅前通りを反対側にずっと歩いていけば、ショッピングセンターがあったらしい。
暖房の効いた建物のなかで、コーヒーくらいは飲めただろうに……。

Jヴィレッジ

最後は、おまけショット。
広野駅の北3キロほどのところにある日本サッカーの聖地「Jヴィレッジ」である。

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コメント

もっと活気があるといいんですけどね。
ここ十数年の流れで、地方都市はどこもすっかり寂れてしまったのが残念です。
ここでも、営業をやめた商店がたくさんあって、なかには空き家もずいぶん見受けられました。

わぁ~ 何か 普遍的な懐かしさを感じる写真ですね~
風景だけだと、歴史や時間が止まった感じだったのに、人物が加わると、生活感がでて より味わい深くなってきますね。

家並みって 本当に暮らしが表れますね。田舎のアールデコ調の家も、毎日の御用達しの魚屋さんも、近所に欲しい景色ですね(笑)老後は絶対に平屋がいいな~て思っているのですが、人間の身の丈にあった高さの家って 眺めてホッとしました。

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  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
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