「キノコ採取禁止」と「魔女の蜂蜜」
そういえば、今年の夏のイタリア旅行について、書き忘れていたことがあった。
この標識である。
リグーリア州西部の山岳都市トリオーラ(Triora)のはずれで見つけた「キノコ採取禁止」の標識だ。
拡大するとこんな感じ。
「許可されていない者がキノコを採取することは法令で禁止されています」というわけである。
このあたりは、タルトゥーフォ(トリュフ)の産地らしいから、こんな標識を立てる必要があるのだろう。
日本だったら、松茸採取禁止というところか。
ついでにもう1つ。
下の写真は、このトリオーラで買ってきた蜂蜜。

ラベルには「Miele di Alta Montagna」、つまり「高山の蜂蜜」と書かれている。
村に一軒あった物産店で蜂蜜は何種類か売られていたが、これが一番色が濃くて、値段も高かった。
500グラムで12ユーロだったかな。ほかのやつは9ユーロだったような記憶がある。
ちょっと上のほうが減っているように見えるのは、すでに使っているからである。
ラベルの右上には、こんなイラストが。
魔女伝説のある村トリオーラならではのもの。
どうやら、「魔女」で町おこしをしているらしい。
村のあちこちに、Strega(魔女)という文字を見たので、いっぺんでこの単語を覚えてしまった。
ラベルの上のほうにも、「Prodotti tipici della Strega di Triora」、つまり「トリオーラの魔女の特産」と記されている。
こうして、魔女がつくったらしい蜂蜜を、毎日コーヒーに入れて飲んでいる私である。
味も濃厚で、深煎りのコーヒーによく合う。
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