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2009-06-05

巣鴨駅南口・巣一商店街

 巣鴨はとなり駅。わが家から歩いても15分たらずで着く。仕事で家にこもっているのに疲れて、ぶらぶらと巣鴨まで往復してきた。
 巣鴨というと、北口に近くにある「とげぬき地蔵」を中心として、旧中山道沿いに走る「おばあちゃんの原宿」こと「地蔵通り」があまりにも有名である。
 だが、せっかくだから、今回はそれとは反対方向に歩を進め、南口近辺をぶらぶらすることにした。

巣鴨南口

 南口を出て、小さな小さなロータリーの向かいに見えるのが、このシブい商店街。レトロと呼ぶには中途半端だし、そこを売り物にしない自然体のところがいい。巣一商店街という名前もゆかしい。
 黄色い看板の「しんたにショッピングストア」は、買い物客でごった返していた。 

巣一商店街

 アーケード街を進むと、洋品店、そば屋、喫茶店と、昔ながらの雰囲気の店が続く。
 30年ほど前には、東京のどこでも見られたような商店街だ。

巣一商店街

 そして、店と店の間に、突然通路が出現する。これは、劇的な仕掛けである……と、どこかの町並み研究家なら表現するであろう。
 腕時計と和菓子のショーウィンドーを通り抜けていく通路の両側にも、また店があるのが楽しい。
 通路を突き当たった向こうの通りには、キャバレー街が広がる。こちらの端で写真を撮っていたら、向こうで客の呼び込みをしている兄ちゃんと目があった。

福島屋のケーキセット

 このままさらに千石まで南下して、六義園のへりに沿って歩けば、わが家に戻るのだが、せっかくここまで来てすぐに帰るのはつまらない。
 巣鴨駅北口そばにある和菓子店「福島屋」に行き、2階のカフェコーナーでケーキセットを注文した。ここは、創業文久元年(1861年)という老舗なんだそうだ。巣鴨在住の同業者Y村氏に教えてもらった店である。食事もできるし、ランチタイムもある。

 遅い昼食のあとにケーキを食べて、かなり腹がふくれてしまったので、帰りも電車に乗らずに歩いて帰った私であった。

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東京ぶらぶら歩き」カテゴリの記事

コメント

minaさん、じゃあ、東京にいらっしゃったときには、このブログの「東京散歩」を参考にしてまわってください。
いつでも相談に乗りますよ!

こういう所へ行きたいのですよ!!

東京で、時々昔の友達と会うのですが、
お台場とか、六本木ヒルズとかへ私を連れて
行こうとするのです。

かんにんしてーーーと言ってます。

kaoさん、こんにちは。
初書き込みありがとうございます。

ケーキの種類を書くべきですよね、やっぱり。
でも、書こうと思ったら、思い出せないんです……トホホ。
コーヒーロールじゃなくて、味は和風だったように記憶しています。
ケーキセットは5、6種類あって、和風と洋風の両方がありました。
1階の入口あたりは普通の和菓子屋ですが、1階の奥と2階がコーヒー(お茶)ショップになっているんです。

金曜日の情報は、ある筋から伝わったんですね (^^;;
仕事がたまっているんだけれど。

駄菓子屋さま

先日は、ありがとうございました!
福島屋のcakeは、コーヒーロールか何かですか?
美味しそう!!!
Simpleなcakeが、食べた~い!
金曜日は、Wine bar集合ですか?

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著書

  • 辞書には載っていない⁉ 日本語[ペンネーム](青春出版社)
  • 社会人に絶対必要な語彙力が身につく本[ペンネーム](だいわ文庫)
  • 『ようこそシベリア鉄道へ』(天夢人)
  • 『定点写真でめぐる東京と日本の町並み』(青春出版社)
  • 『日本懐かし駅舎大全』(辰巳出版)
  • 『鉄道黄金時代 1970s──ディスカバージャパン・メモリーズ』(日経BP社)
  • 『国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今』(技報堂出版)
  • 『全国フシギ乗り物ツアー』(山海堂)
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